クロヒョウ、マラ工科大クアラピラーキャンパスで目撃

【セレンバン】 ネグリ・センビラン州クアラピラーにあるマラ工科大学(UiTM)キャンパス内でクロヒョウが目撃され話題となっている。

22日午後7時ごろには駐車場とみられる場所をうろついているところを大学職員によって写真撮影され、ソーシャルネット上に掲載された。ただちに野生生物国立公園局に通報し、同局はクロヒョウが戻ってくる可能性があるとして、パトロールのために定期的に職員を派遣することを約束したという

UiTMのキャンパスがクアラ・ピラーに開設されたのは2009年だが、クロヒョウが目撃されたのはこれが初めて。新型コロナウイルス「Covid-19」のためにネット授業を行っているため、現在キャンパス内には学生はいないという。

クロヒョウは斑紋のあるヒョウと同じ種で、突然変異を起こしたもの。マレーシア半島部で生息するヒョウのほとんどを黒化したクロヒョウが占めている。

(ザ・スター、7月25日)

「KLイーストモール」、11月25日にオープン予定

【クアラルンプール】 サイム・ダービーの不動産部門、サイム・ダービー・プロパティーが初めて開発を手掛ける「KLイースト・モール」が、11月25日に一般公開する予定だ。
複合開発「KLイースト」(総面積153エーカー)の一部である同モールには、「ジャヤグローサー」、「ハービー・ノーマン」、「H&M」、「ブルー・アイススケートリンク」、「MBOシネマ」、「トイザらス」などが入居する予定。総面積は約120万平方フィートで、賃貸面積は38万4,210平方フィートに上る。車で15分の場所には人口128万人、年間の総世帯収入が平均295億リンギに上るエリアがあり、中高所得者層をターゲットにしたブティック・ライフスタイルモールとして位置づける。同モールへは、▽第2中央環状道路(MRR 2)▽ドゥターウル・クラン高速道路(DUKE)▽スンガイ・ベシ ウル・クラン高速道路(SUKE)▽クアラルンプール(KL)ーカラク高速道路(KLK)▽アンパンーKL高速道路(AKLEH)▽セティアワングサ パンタイ高速道路(SPE)ーーなどの主要高速道路からのアクセスに良好だという。
サイム・ダービー・プロパティーは当初、2020年3月にオープンを予定していたが、新型コロナウイルス「Covid-19」の大流行による小売市場への影響を考慮し計画を延長していた。開店に際しては、政府が提案する方針および▽店舗とオフィスの衛生管理▽温度チェック▽社会的距離の確保▽手指消毒剤の設置ーーなどの標準運用手順(SOP)を厳守すると述べた。
(ベルナマ通信、8月4日)

マリンドエア、KLーシンガポール間を19日に再開

【クアラルンプール】 ハイブリッド航空会社のマリンド・エアは、19日からクアラルンプール国際空港(KLIA)ーチャンギ国際空港間の運航を再開すると発表した。
5日に発表した声明の中で、ムスハフィズ・ムスタファ・バクリ最高経営責任者(CEO)は、クアラルンプール(KL)ーシンガポール間のフライトの再開を決めた理由として、マレーシアとシンガポール両政府が、業務・公用を目的とした往来について早ければ8月17日に再開することで合意したことを挙げ、顧客の需要に応えると共に経済成長を促進することを目的としていると説明した。
1日1便の運航で、KLIA発が10時25分、チャンギ国際空港着が11時30分。チャンギ国際空港発が12時20分、KLIA着が13時25分。KLIA発の片道運賃は、エコノミークラスが159リンギ、ビジネスクラスが599リンギから。チャンギ国際空港発の片道運賃は、エコノミークラスが79シンガポール・ドル、ビジネスクラスが209シンガポール・ドルとなる。

編集後記 08.07

マレーシアに住み始めて意外だったことがいくつかあります。その一つが、マレーシアでの生活では意外に潔癖になるいうことです。コロナウイルス感染拡大が広がってから特にかもしれませんが、私の中での「日本は几帳面だけど海外はおおざっぱ」という固定観念が壊れました。

まず私自身が、家で潔癖になりつつあります。甘いものや食べ物をこぼしてしまうとアリがどこからか発生してしまいます。なので、食べかけのお菓子は日本の時のように放置はしておけず、冷蔵庫にしまい、日本に住んでいる時以上に家をきれいに掃除するようになりました。

同僚のマレーシア人は、移動制限前はお昼をレストランの店内で食べていましたが、最近は自分用のお弁当箱のような容器を持ってきて、レストランにその器に入れてもらうよう頼んでお持ち帰りをしています。エコ意識とか他の理由もあるのかもしれませんが、彼女の徹底ぶりが素晴らしいと思います。

マレーシアでは人が潔癖になることで、爆発的な感染が抑えられているのかもしれません。これからも日本以上に潔癖な生活を楽しんで行きたいと思います。

今回をもちまして、スタッフによるブログは終了となります。今までご覧頂きありがとうございました。(い)

新型コロナ感染者は新たに15人、うち10人が国内感染者

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から15人増えて9,038人になったと発表した。

新規感染者のうち5人が海外で感染した帰国者。残り10人が国内感染者で、うち8人がマレーシア人だった。新たに11人が退院し回復者数は8,713人に増加した。死者数は7日連続ゼロで、125人を維持した。

マレーシアーシンガポール間の国境再開について保健省のノール・ヒシャム事務次官は5日、実施前に標準的運用手順(SOP)を合理化する必要があると主張した。人口1,000人当たりの陽性率についてマレーシアの0.91%に対し、シンガポールは8.20%に上るとした上で、感染が拡大した場合の対処法について両国で話し合うべきとの見解を示した。またマレーシアへの入国に際しては、すべての人が対象にならないと言明。おそらくシンガポール人およびシンガポールに6カ月以上滞在している外国人が該当すると述べた。

ノール事務次官によるとマレーシア政府は、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランドとの国境再開に向け協議を進めているという。

マスク着用義務の適用範囲、具体的に14の場所を特定

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 8月1日から公共の場でのマスク着用が義務づけられたことに関連し、国家安全評議会(NSC)は5日、対象となる14の場所について具体的に明らかにした。

マスク着用義務づけの対象となるのは、▽モスクと礼拝堂▽非イスラム宗教施設▽社会的イベント(結婚式など)▽公共交通機関▽動物園▽スクールバス▽スポーツとレクリエーションエリア(参加者以外)▽クリニックと病院▽公共市場および農産品市場▽映画館とライブエンターテイメント会場▽店舗(商店、飲食店、ランドリー、ショッピングセンター、自動車修理工場、給油所など)▽美容院、理髪店▽スパ、ウェルネスセンター、ビューティセンター▽家族向けの娯楽センター——の14カ所。なお「社会的イベント」については細かい規定はない。違反者には罰金1,000リンギが科される。

自家用車内での非着用でも罰金を科されるケースが散発し、マスク着用義務の適用範囲に関して国民から定義が曖昧との指摘があがっていた。

使い捨てマスクの上限価格については、8月15日より1枚1.50リンギから1.20リンギに引き下げることになっているが、マスク義務化に伴い低所得者に配慮してさらに引き下げるべきとの声が上がっている。アレクサンダー・ナンタ・リンギ国内取引消費者行政相は「供給状況しだいでさらに引き下げられることになる」としている。