【クアラルンプール】 サイフディン・アブドラ通信マルチメディア相は19日、5G(第5世代無線通信)ネットワークの展開に関する下院での質問に対し、2022年末か2023年初頭をめどとするとの計画に変更はないと言明した。

サイフディン・アブドラ氏は「5G が一部の地域しかカバーしないのでは意味をなさない。デジタル格差は回避しなければならない」と、政府として接続性を重要視していることを説明した。

現在、5G技術のデモンストレーションが行われており、石油・ガス産業ではエンジニアに代わりロボットが利用されている。これは特に海上施設で有望だという。観光業では仮想現実(VR)技術の活用が可能だという。デモンストレーションが好評なことから、実施期間を今年末まで延長する。

(エッジ、11月19日)