新型コロナの新規感染者数は1683人、累計で9万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は18日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,683人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万5,140人で、累計感染者数は9万816人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く692人だった。それに▽サバ州(260人)▽クアラルンプール(KL、197人)▽ネグリ・センビラン州(174人)▽マラッカ州(140人)▽ジョホール州(77人)▽ペラ州(65人)▽ペナン島(37人)▽ラブアン(19人)▽プトラジャヤ(6人)▽パハン州(6人)▽ケダ州(4人)▽トレンガヌ州(4人)▽クランタン州(1人)▽サラワク州(1人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。1,214人が退院し、累計治癒者は7万5,244人となった。死者数はゼロで、432人を維持した。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は17日、新たに3つのクラスターを確認したと明らかにした。

KL市チェラスの「ジャラン・ラサ」クラスターでは129人の感染を確認した。同じくKLではレンバー・パンタイの建設現場で「パシフィック」クラスターが発生し、17人に陽性反応が出た。東マレーシアでは、サバ州の「マリンカン」クラスターで11人に陽性反応が出た。

セランゴール州&KLなど、CMCOを年末まで延長

【クアラルンプールーマレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は18日、セランゴール州、クアラルンプール(KL)、サバ州で発令されている条件付き行動制限令(CMCO)について、一部を除いて12月31日まで延長すると発表した。

セランゴール州のフル・セランゴール、サバク・ベルナム、クアラセランゴールの3地区はすでにCMCO指定を除外され、復興のための行動制限令(RMCO)指定に戻っている。

サブリ上級相は今月5日、セランゴール州、KL、サバ州におけるCMCOについて、一部の地区を除いて12月20日まで延長すると発表していた。

このほかの地域では、ネグリ・センビラン州ポート・ディクソンとセレンバン、ジョホール州ジョホールバルとバトゥ・パハ、クライについてもCMCOが12月31日まで延長される。またケダ州クリム、ペラ州ムキム・チャンカト・ジョン、クランタン州クシアル、ジョホール州コタティンギは12月20日でCMCO指定が終了する。

■観客のいるスポーツも来年から許可■

またサブリ上級相は、1月1日よりサッカーなどの観客がいるスポーツの試合の開催を条件つきで認めると発表した。観客の人数は4,000人以下、もしくはスタジアム収容人数の10%以下とする。地域に応じた標準的運用手順(SOP)遵守が求められる。

また12月19日から、定員を半分に限定した上でCMCO及びRMCOを対象に展示会、会議、動物園、自然公園、水族館、博物館、図書館、ギャラリー、遊技場などの再開を認められる。