【クアラルンプール】 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、マレーシアにおいて1月25日までの過去2週間の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4万8,625人で、世界で29番目に多かった。
最も感染者が多かったのは米国(260万)で、それにブラジル(73万9,781人)、英国(55万2,458人)、スペイン(48万1,600人)、ロシア(30万8,513人)の順となった。
東南アジア諸国連合(ASEAN)では、マレーシアは、インドネシア(16万2,538人)に次ぐ2番目に多かった。それに▽フィリピン(2万5,260人)▽ミャンマー(6,771人)▽タイ(2,795人)▽シンガポール(423人)▽カンボジア(68人)▽ベトナム(34人)▽ブルネイ(2人)ーーの順となった。ラオスのみ0人だった。
米ニューイングランド・コンプレックス・システムズ研究所(NECSI)は、マレーシアを含む83カ国が感染拡大を防ぐために「真剣な行動」が必要であると指摘した。世界28カ国で新規感染者は減少している。また27カ国が感染者数がゼロもしくは少ないグリーン・ゾーンとなっており、近隣国ではニュージーランドやブルネイ、ベトナムの感染者は少ない傾向にある。
マレーシア医師会のスブラマニアム・ムニアンディ会長は、感染者の増加への対応が早い国は蔓延を抑えるのに成功しているとした。
(ザ・スター、1月28日)