【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 シンクタンクの豪ローウィー研究所は新型コロナウイルス「Covid-19」対策に関する世界98カ国・地域のランキングを発表。マレーシアは100点満点で71.0点で16位となった。
「Covid-19パフォーマンス・インデックス」は、100人目の感染者が確認されてから36週間を対象に、▽感染者数▽死者数▽100万人当たりの感染者数▽100万人当たりの死者数▽検査の陽性率▽1千人当たりの検査数——の6つの指標で評価した。
トップはニュージーランドで、2位はベトナム、3位は台湾の順。マレーシアは東南アジアではベトナム、タイ(4位)、シンガポール(13位)に次いで4位だった。日本は45位だった。
最下位はブラジルで、米国は94位、インドは86位、インドネシアは85位だった。ランキングには中国や北朝鮮は含まれていない。
ローウィー研究所は、経済発展レベルや政治システムの違いはそれほど影響はみられなかったとした上で、一般に人口が少なく、まとまりのある社会、有能な制度を持つ国は、パンデミックなどの世界的な危機に対処する上で比較優位を持っていると指摘している。