【クアラルンプール】 マレーシア保健省は、中国が開発した新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの第3段階試験をしたと発表した。
中国医学科学院医学生物学研究所(IMBCAMS)を通じた両国政府による共同の取り組みで、第1段階と第2段階は中国で実施され、その結果、SARS-CoV-2抗原に対する有効性が明らかになったという。深刻な副反応も見られず、副反応が出たのは予防接種が開始されてから28日間の試験参加者の30%未満にとどまった。軽微な副反応には、発赤、接種部位のかゆみ、発熱、咳、倦怠感、下痢、吐き気、アレルギー反応などがみられた。
マレーシア保健省臨床研究所の後援の下、全国の病院9カ所が臨床試験を実施する。向こう13カ月で18歳以上の3,000人の地元のボランティアが参加するという。ボランティアの半数は不活化ワクチンを2回接種し、残りの半数はワクチンに似ているがSARS-CoV-2抗原を含まないプラセボ(偽薬)を2回接種する。
(新華社、マレー・メイル、1月27日)