【クアラルンプール】 国際マーケティング会社の仏系イプソス(Ipsos)は、新型コロナウイルス「Covid-19」の危機管理に関する調査結果を発表した。危機管理ができていた企業・組織ランキングで、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)がトップとなった。
同調査は、マレーシア人4,000人を対象に100社以上の企業や組織について、2020年6−11月にかけて、対面で実施された。
危機的状況を最もよく管理した企業として、回答者の65%がペトロナスを挙げた。2位以下は▽マラヤン・バンキング(メイバンク、回答率62%)▽マクドナルド(60%)▽従業員積立基金(EPF、60%)▽プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア、59%)ーーとなった。
「オープンで正直な対応をしている」企業としてはメイバンクとポス・マレーシアがトップとなり、回答率は67%となった。「強い財務パフォーマンスがある」にはメイバンク(回答率71%)、「顧客を優先している」にはマクドナルド(67%)、「地域社会を支援している」にはEPF(67%)それぞれトップとなった。
一方で政府系企業(GLC)については49%が危機管理ができていたと回答し、政府規制当局(48%)や通信企業(42%)、金融機関(40%)、メディア(38%)を上回った。
(マレー・メイル、2月2日)