【クアラルンプール】 エンジニアリングおよびバイオ医薬品事業を行うソリューション・グループは、中国の康希諾生物股分公司(カンシノ・バイオロジクス)および軍事医学研究院傘下の生物工程研究所(BIB)が共同開発した新型コロナウイルス「Covid-19」のワクチン350万回分の供給について、マレーシア政府との間で契約を締結した。
ソリューション・グループが4日にブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に提出した声明によると、同社の完全子会社であるソリューション・バイオロジクスは1月29日に保健省との間で契約を交わした。同契約によりソリューション・バイオロジクスは、350万回分のワクチン「Ad5─nCOV」を国に供給する。供給を行うには、4月までにワクチンの製品登録および市販許可を得ることが条件となっている。
(フリー・マレーシア・トゥデー、ロイター、2月4日)