【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)は11日、マレーシアに在住するすべての外国人に対して新型コロナウィルス「Covid-19」ワクチンを無料で接種できるようにすることを保証すると発表した
無料で接種を受けられる対象は、外交官、駐在員、留学生、外国人配偶者と子供、難民のほか、不法移民や不法労働者も含む。あくまでマレーシア国民優先としたうえで、JKJAVは外国人への接種の方法について検討を行い、州政府、外国大使館、NGOに支援を求める方針だという。
マレーシアが確保しているワクチンが国民を上回っていることに加え、集団免疫の達成、外国人労働者の感染者とクラスターの数、外国人労働者から感染した患者の治療費、外国人労働者がマレーシ経済に及ぼす貢献度など、他のいくつかの要因も考慮に入れた。
■ワクチン接種希望者、3月から登録開始■
カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は12日、新型コロナウィルス・ワクチン接種を希望する人の登録を3月から開始する予定であることを明らかにした。
ワクチン接種を希望する場合は、感染情報・追跡アプリ、「MySejatera」、もしくは近く政府が立ち上げるJKJAVのサイトにアクセスするか、ホットライン、もしくは私立・公立診療所・病院を通じて登録することができるという。