【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は16日、「全国新型コロナウイルス・ワクチン接種計画」の開始を宣言。米ファイザー製ワクチンの第一陣が当初の予定より5日早く、2月21日に到着することになったと発表した。
ムヒディン首相は、21日の到着を待ってワクチン接種が26日に開始されると言明。初日に最前線の医療従事者らと共に自身も接種を受けると述べた。
ワクチン接種計画が3つの段階で実施される。2月から4月までの第1段階では医療や国防、治安維持関係などの最前線従事者など50万人、4月から8月までの第2段階ではその他の医療、治安関係従事者及び糖尿病などをもつ65歳以上のハイリスクグループを含む940万人をそれぞれ対象とし、5月から来年2月までの3段階目では健康な成人(18歳以上)を含む1,370万人を対象とする。現在製造されているワクチンは臨床的に子供向けとしては承認されていないため、子供への接種は現時点で行なう計画はないという。
ワクチン接種はあくまで任意であり、希望ベースで実施する。接種を希望する場合はコロナ情報アプリ「MySejahtera」もしくは15日に運用が開始されたウェブサイト(https://www.vaksincovid.gov.myから登録できる。またホットラインや医療機関を通じても登録することができる。詳細を記したハンドブックはウェブサイトからダウンロードできる