【イポー】Covid-19ワクチン接種調整相のカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は16日、ペラ州の接種センターを訪問した際の会見で、接種を徹底するためすべての州に、1日3,000人への摂取が可能な接種センターを設けると表明した。年内に接種を完了するとの首相の指示に沿った措置だという。
カイリー氏によれば、内陸部や農村地帯ではワクチンの知識が不足しており、接種登録する住民が少ない。接種を奨励するため国家災害管理局(NADMA)が、登録数の少ないクランタン、トレンガヌ、サバの各州で戸別訪問を行う。ワクチンに関する不正確な情報のソーシャルメディアでの流布も登録数の少なさの要因だという。
連邦政府の負担で供給する以外のワクチンは各州が購入する。これまでにパハン、ジョホール、サラワク、セランゴールの各州が購入の意図を表明したが、正式申請はまだない。
カイリー氏はワクチン調達でインドからの購入に向け調整していることも明らかにした。インドはバーラト・バイオテックが製造する米ノババックスのワクチンを売りたい意向だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月17日、ベルナマ通信、3月16日)