【クアラルンプール】 セランゴール州政府は、8月12ー14日にかけて「セランゴール航空ショー(SAS)2021」を初めて開催する。
インベスト・セランゴールのハサン・アズハリ・イドリス最高責任者(CEO)によると、SAS2021では、航空機の展示のほか、フォーラムやトレーニングの公開、主要な業界関係者に関する展示を行う。国内外企業から5,000人が訪れ、30の出展者を呼び込むことを目標にしている。テーマは「セランゴール州、東南アジア諸国連合(ASEAN)のビジネス、ゼネラル・アビエーションの拠点」で、全ての利害関係者が対話したり知識を供給できるような場を提供し、新型コロナウイルス「Covid-19」流行下でも航空業界を活性化できるような商品の展示などを行う。
ハサンCEOは、国内の航空宇宙企業の62%以上がセランゴール州で事業を行なっているとし、同州は航空宇宙および航空産業の主要拠点として認識されていると言明。航空宇宙産業を促進させるため2020年にセランゴール州航空宇宙産業調整局(S-DAICO)を立ち上げたとし、今後もセランゴール州を東南アジアの航空宇宙産業の主要ハブとして位置付けていくため連邦政府や州政府と協力すると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月23日)