【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ベクトル(本社・東京都港区)は7日、マレーシア法人であるベクトル・マーケティングPRマレーシア(本社・クアラルンプール)が、D2C(消費者直接取引)事業に参入すると発表。第一弾として抹茶の風味を本格的に味わえるアイスクリームブランド「MATCHA∞EIGHT」(マッチャエイト)の製造販売を開始すると明らかにした。
ベクトル・マレーシアは2018年の設立以来、日系企業のサービス、日本製品のPRを中心とした総合コミュニケーションサービスを提供してきた。その活動の中で培われた、日本製品のマレーシア市場における需要を喚起するための適切なマーケティングおよびブランディングのノウハウ、コミュニケーション手法を最大限に活かし、独自のD2Cプロダクトとして「MATCHA∞EIGHT」の製造販売を開始した。
2019年に日本を訪れた訪日マレーシア人の数は50万1,592人、インバウンド消費は668億円となっていた。しかし新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大に伴い日本への渡航ができなくなった今、マレーシアにいながら日本のものに触れたり味わったりしてみたいというニーズが少なからずあることや、1年を通して気温が30℃程度である気候、スイーツ好きな国民性によって底堅く需要拡大が続き、市場の細分化がさらに進む見通しがされているアイスクリーム市場で、ベクトルは日本の抹茶の風味を本格的に味わえるアイスクリームの製造販売を開始することを決めた。