標準的運用手順に違反、建設現場150カ所に業務停止命令

【ペタリンジャヤ】 建設業開発局(CIDB)は、完全ロックダウンの標準的運用手順(SOP)に違反した建設現場150カ所に業務停止を命じた。

CIDBは、6月1日に完全ロックダウンが開始されて以降、全国の2,423の建設現場を立ち入り検査し、1,977カ所が非稼働であることを確認、150カ所で違反を確認したという。

違反により業務停止が命じられた150カ所のうち、サラワク州が45カ所と最も多く、それに▽セランゴール州(24カ所)▽マラッカ州(16カ所)▽ペナン州(10カ所)▽トレンガヌ州(10カ所)▽サバ州(9カ所)▽ジョホール州(7カ所)▽クアラルンプール(6カ所)▽パハン州(6カ所)▽ペラ州(5カ所)▽ケダ州(4カ所)▽ネグリ・センビラン州(4カ所)▽ペルリス州(3カ所)▽クランタン州(1カ所)——が続いた。

そのうち11カ所がSOPを導入することで再開を許可された。許可されたのは、▽トレンガヌ州(4カ所)▽マラッカ州(3カ所)▽ジョホール州(2カ所)▽ケダ州(1カ所)▽クアラルンプール(1カ所)ーーだった。

ネグリ・センビラン州セレンバンの建設現場では、SOPに違反して60%以上の労働者を現場で働かせていたため、22日直ちに操業停止を命じられた。

(エッジ、6月21日、ザ・スター、6月22日)

ムヒディン首相が早ければ年末の解散・総選挙を検討か

【クアラルンプール】 アブドラ国王の提言を受け早期の国会開催を求める機運が高まる中、少数与党として国会運営で苦しい立場にあるムヒディン・ヤシン首相は、早ければ年末の解散・総選挙を検討している模様だ。

ムヒディン首相が党首を務める統一プリブミ党(PPBM)アイル・ヒタム支部のオスマン・サピアン支部長がマレー語紙「シナル・ハリアン」に語ったところによると、6月16日に開催されたジョホール州支部とのバーチャル会議の中で、ムヒディン首相が示唆したという。

オスマン氏は、来年度予算案が国会に提出された後の11月か12月に総選挙を開催する可能性があるが、国政レベルの予算案承認だけでなく州政府レベルでの予算案承認を待つ必要があると指摘。過去にもそうした例があると述べた。

その上でオスマン氏は、年末年始にはモンスーンのために特に半島東海岸で荒天が予想されるため来年初めになる可能性もあると指摘。また開催条件として、総人口の60—80%が新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンを接種して集団免疫を獲得するか、新規感染者数が大きく減少する必要があると述べた。

現在の野党はムヒディン政権が国会で過半数を掌握できていないと主張。早期の解散・総選挙を求めており、与党連合・国民同盟(PN)に協力する統一マレー国民組織(UMNO)も失地回復が見込めるとして総選挙に前向き姿勢をとっている。 (マレー・メイル、6月22日)

製造業へのワクチン接種を急ぐべき=経済団体

【クアラルンプール】 マレーシア経営者連盟(MEF)のサイド・フセイン会長は、製造業への新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を急ぐべきだと述べた。

保健省のデータによると、6月14—20日の1週間で96の職場クラスターが発生している。同氏によると、製造業や建設業などでは、標準的運用手順(SOP)を遵守しているにも関わらず、外国人労働者を中心に感染が止まらない状況だという。現在の完全ロックダウン(MCO3.0)の状況でも、必需産業として17の経済セクターが営業を許可されているため、現場仕事を行なっている従業員に対し優先的にワクチン接種を行なうべきだと主張した。

6月21日時点で合計69万9,281人の外国人労働者が検査を受け、1万354人が陽性と判定されている。新規感染者数は過去2週間で減少傾向にあるが、職場での感染により新規クラスターが増加している。職場のうち製造業が最も多く、9万5,156件の感染例、639のクラスターが発生している。

同氏は、官民連携ワクチン接種プログラム(PIKAS)などによりワクチン接種数が増加していることを評価しつつも、変異株の世界的な流行などによりワクチン供給量が不安定であるため、政府に対し、他国に頼らずワクチンを長期的に安定供給する国立ワクチンセンターを早急に設置するよう求めた。

(マレーシアン・リザーブ、6月22日)

中国カンシノ製ワクチン、7月末までに供給開始予定

【クアラルンプール】新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が製造しているワクチンについて、7月末にも1回目の供給が行われる見通しだと明らかにした。

カイリー大臣は、詳細を調整中であると説明。一方で米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンについては、ワクチンを公平に分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて供給されることが決まっているが、COVAXからまだ日程の通知がないと明らかにした。

保健省は15日、条件付きで両方のワクチンの登録を承認した。

カンシノのワクチンについては、ソリューション・グループが保健省に350万回のワクチンを供給する契約を交わしており、ソリューションは現在、充填・完成させるための施設をクアラルンプールにおいて建設中だ。第3四半期にも1回目の供給を予定している。施設の面積は2万平方フィートで、8月までに稼働を開始する。施設では1カ月当たり350万回分のワクチンを生産できるという

(マレー・メイル、6月22日、マレーシアン・リザーブ、6月21日)

新型コロナの新規感染者数は5244人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は23日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が5,244人となったと発表した。アクティブ感染者数は6万816人で、累計感染者数は71万1,006人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く2,001人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(677人)▽サラワク州(577人)▽クアラルンプール(KL、531人)▽ジョホール州(282人)▽パハン州(245人)▽ケダ州(189人)▽マラッカ州(180人)▽ペナン州(159人)▽サバ州(129人)▽クランタン州(81人)▽ラブアン(77人)▽ペラ州(75人)▽トレンガヌ州(27人)▽プトラジャヤ(13人) ▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに6,372人が回復し、累計治癒者は64万5,553人となった。死者数は83人増えて、累計で4,637人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は22日、21カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。

職場では最も多い13カ所のクラスターを確認。またコミュニティで5カ所、ケアセンターと拘留所、教育機関でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

州別では、セランゴール州で7カ所、KLで4カ所、クランタン州で3カ所、ネグリ・センビラン州とサラワク州でそれぞれ2カ所、ジョホール州、マラッカ州、ケダ州でそれぞれ1カ所発生した。