アパレル業界の損失は1日1億6300万リンギ=業界団体

【ペタリンジャヤ】 マレーシア・ファッション繊維アパレル連盟(FMFTA)は、アパレル業界の製造企業や小売業者が1日あたり推定1億6,300万リンギの損失を被っているため、政府に対し、国家復興計画(NRP)第2フェーズでの営業許可を求めている。
FMFTAのタン・ティアンポー会長は、アパレル業界はNRP第3フェーズで営業を許可されることになっているが、それでは多くの企業が生き残れないと訴えた。有名な外資系アパレル4社が、2020年に国内事業を停止し、約6千人の従業員をリストラしている。その後も連鎖的な影響は続いており、多くの中小企業が事業を停止・縮小した結果、業界から約1万5千人の雇用が失われているという。
マレーシアのアパレル産業は、1970年代以降、特に米国、欧州、トルコなどへの輸出に大きく貢献してきたが、パンデミックの影響で、2019年の270億リンギから2020年の210億リンギへと輸出額が減少している。さらに今年は、繰り返される行動制限令(MCOおよびEMCO)により、輸出したくてもできない事態に陥り、未納による訴訟によって海外の顧客を失う恐れがあるという最悪の状況となっている。
同氏は、アパレル業界のサプライチェーンでは、全国で約50万人の従業員が働いており、営業停止が長引けば、50万人の従業員全員が失業の危険にさらされることになり、失業率が悪化することは間違いないと主張した。NRPの移行についても、ワクチン接種率がすでに移行基準を満たしているため、依然高い水準にある新規感染者数については、基準値の方を見直し、直ちに全国的に第2フェーズへ移行するよう求めている。
(マレーシアン・リザーブ、7月16日、ザ・スター、7月17日)

マレーシア航空と日本航空が提携1周年、五輪代表団を輸送

【ペタリンジャヤ】日本航空(JAL)は17日、オリンピックのマレーシア代表団44人を日本に輸送した。マレーシア航空とJALとの共同事業1周年を記念する行事となった。
両社が共同事業を開始したのは20年7月25日で、マレーシアー日本間の利便性を高めるのが狙い。安全確保のため代表団には専用レーンを用意した。
共同事業はコードシェア(共同運航)よりも踏み込んだ提携で、運賃や運航スケジュールを両社間で調整できるようになる。
パンデミックさなかの提携だったが、マレーシア航空グループを統括するマレーシア・アビエーション・グループのイザム・イスマイル最高経営責任者(CEO)は「経営環境は厳しいが、共同事業を通じ互いの強みを生かし利便性を高めることができ、貿易促進にもなった」と声明で語った。
利用者はどちらの会社のホームページからも、空席状況の照会、搭乗手続きがオンラインでできる。
(ザ・サン、7月19日)

全成人へのワクチン接種目標、10月末までに前倒し

【クアラルンプール】 ムヒディン•ヤシン首相は18日、自身のフェイスブックでマレーシア国内の成人すべてに対して10月までに新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を完了させると言明した。

新たな新型コロナ変異株が発見されたこと、新規感染者数が増加していることを踏まえ、1日の接種回数を50万回に増やすことを含むワクチン接種プログラム(NIP)の加速により目標の前倒し達成を目指す。

当初の目標は2022年第1四半期までに総人口の80%へのワクチン接種だったが、その後の接種スピードアップを受けて2021年12月に繰り上げられていた。

ムヒディン首相は、セランゴール州とクアラルンプール(KL)は8月1日までに、サラワク州は8月末までに全住民に対して最低1回の接種を目標としているとし、8月末までにほぼ全州で50%以上の接種率、9月末までに全州で70%の接種率を見込んでいると述べた。

マレーシアはこれまでに7,600万回分のワクチンを発注しており、すでに2,000万回分を受領している。ファイザーが全体の70%を占めており、その他のワクチンをシノバック、カンシノ、アストラゼネカ、ワクチンを公平に分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」が占めている。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、7月18日)

 

新規感染者の98%が無症状か軽症=保健省

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省が17日発表した数字によると、新型コロナウイルス(Covid-19)感染症の新規感染者のうち98%以上は、無症状か軽症にとどまっていた。
保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、新規感染者12,528人のうち、カテゴリー1(無症状)が6,840人(54.6%)、カテゴリー2(軽症)が5,468人(43.6%)。重症は合計220人で、そのうちカテゴリー3(肺炎発症)が112人、カテゴリー4(酸素吸入が必要)が44人、カテゴリー5(人工呼吸器が必要)が64人。現在集中医療を受けているのは合計908人で、そのうち425人が呼吸補助を必要としている。前日16日の報告では、▽カテゴリー1が6,504人(51.9%)▽カテゴリー2が5,848人(46.6%)▽カテゴリー3が86人▽カテゴリー4が49人▽カテゴリー5が54人ーーだった。
7月16日までに13万2,935件の検査が実施された。検査数上位3つの地域は、セランゴール州(4万6,681件)、クアラルンプール(1万6,500件)、ジョホール州(1万611件)。
保健省はまた、中国シノファームが製造したワクチンおよび米ジョンソン・エンド・ジョンソンがベルギーで製造したヤンセン製ワクチンについて、緊急時使用を条件付きで承認した。
シノファームのワクチンは、製薬会社デュオファーマによって登録されたという。デュオファーマは以前、政府に640万回分のロシア製スプートニクVワクチンを供給する契約を発表していた。また、世界保健機関(WHO)から緊急使用の承認を得ている別のヤンセン製のワクチン群は先に承認されている。
保健省は、中国シノバック製ワクチンの供給が終了したら追加供給をせずに投与を中止すると発表している。インドネシアなどでシノバック製ワクチン接種済でも重症化や感染拡大が進んでいる例から、シノバックの有効性に疑問が持たれる中、ワクチンの切り替えを図っていると見られる。

新型コロナの新規感染者数は1万972人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は19日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万972人となったと発表した。アクティブ感染者数は12万8,997人で、累計感染者数は92万7,533人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く4,404人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(1,340人)▽クアラルンプール(KL、609人)▽ジョホール州(876人)▽ケダ州(705人)▽サバ州(651人)▽パハン州(475人)▽マラッカ州(474人)▽ペナン州(426人)▽ペラ州(324人)▽サラワク州(301人)▽クランタン州(170人)▽トレンガヌ州(144人)▽プトラジャヤ(48人)▽ラブアン(24人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに6,439人が回復し、累計治癒者は79万1,388人となった。死者数は129人増えて、累計で7,148人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は18日、17カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で10カ所、コミュニティで5カ所、透析センターと留置所でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
州別では、サバ州とジョホール州でそれぞれ4カ所、セランゴール州で3カ所、ケダ州で2カ所、KL、マラッカ州、パハン州、クランタン州でそれぞれ1カ所発生した。