ハラル認証店はクリスマスケーキ売ってはダメ?

【クアラルンプール=マレーシアBIナビZ】 イスラム開発局(JAKIM)がハラル(イスラム教義に則った)認証を取得している飲食店や食品店がクリスマスを祝賀する内容の展示やデコレーションを禁じると発表し、ネット上で疑問の声が上がっている。
きっかけとなったのはある顧客がケーキ屋に「メリークリスマス」と書いたデコレーションケーキを注文したところ「ハッピーホリデー」と書かれたケーキが用意されていたためショックを受けたという投稿記事。これに対してJAKIMのアブドル・アジズ・ジュソ―副局長が「ハラル認証を取得している店が他宗教の行事を祝うことは不適切」と指摘したことから騒ぎになった。
「他宗教を祝う」という境目がハッキリしないことについては疑問の声が多く、この点についてズルキフリ・モハマド・アルバクリ首相府相(宗教担当)は「ハラル認証をつけて陳列販売するのは不可だが、オーダーを受けたものであればクリスマス・デコレーションケーキを作るのは構わない」との追加見解を示した。
ハラル認証を取得している飲食大手でクリスマスを祝う飾りつけを行うところはスターバックスをはじめとして数多くあり、「従わなければスターバックスも認証を剥奪されるのか?」とネット上で議論となっている。また経済的観点から、「クリスマスのようなかき入れ時に商品を販売できないということが結果的に零細なマレー系ベーカリーの収入増の道を閉ざすものであり、結果的に彼らを苦しめることになる」との指摘の声も上がっている。

トップグローブ、クランの工場28カ所がすべて操業再開

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ 】 ゴム手袋製造最大手のトップ・グローブは6日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大のため閉鎖を余儀なくされていたセランゴール州クラン工場28カ所すべてで操業を再開したと発表した。

工場、オフィス、宿泊施設、車両などすべてで標準運用手順(SOP)の順守して、関係当局からの同意を得た。1日3回の消毒や使用済み個人用防護具(PPE)の処理、手指消毒剤設置、時間差ある休憩時間などの過密防止策などを徹底させた。

一方で従業員の新たな感染発覚のために操業停止する工場が相次いでいる。木材メーカーのミンホ(M)は5日、製紙子会社のインダ・ペーパー・インダストリーズが所有するセランゴール州クランにある工場で従業員96人に対して感染検査を実施したところ、うち21人で感染が判明したことから1月1日から4日まで消毒のために操業を停止したことを明らかにした。ミンホは12月26日にも別の子会社、シャリカット・ミンホ・キルニングで従業員394人を対象に感染検査を実施し、従業員5人から陽性反応が出ていた。

またATA IMSは、多数の従業員で陽性者が出たことからジョホール州ジョホールバルのすべての工場を12月31日から1月7日まで操業を停止していることを明らかにした。

マレーシア日通、KLIA支店が医療機器の物流品質基準を取得

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ 】 マレーシア日本通運は、クアラルンプール国際空港(KLIA)支店が医療機器物流の品質基準(GDPMD)を医療機器局より新たに取得したと発表した。
同社は2019年12月、セランゴール州クランにあるロジスティクスセンターでGDPMD認証を取得しているが、電子医療器具の倉庫保管業務に限定されていた。今回KLIA支店で取得したGDPMDは取り扱いが病院での診断、治療用機器などを含む医療器具の範囲が広がり、また倉庫保管業務だけでなく国内配送の流通業務が新たに含まれている。
同社はGDPMDに準拠した安全で高品質な輸送の提供が可能となり、KLIA発着の航空輸送とマレーシア国内配送での医療機器物流事業の拡大を目論む。
同社はまた、医薬品物流の適正基準(GDP)についての認証取得手続きも現在進めている。

信用中央金庫とBEENOS、越境ECサイト出品スキーム構築

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 信金中央金庫(本店・東京都中央区)は、BEENOS(本社・東京都品川区)の 100%子会社で、越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出を支援する BeeCruiseと連携し、信用金庫取引先が取り扱う商品の越境ECサイト出品スキームを構築すると発表した。
信金中金は、全国の信用金庫を通じて取引先を募集し、BeeCruise は、東南アジア最大級のECサイト「ショッピー」に取引先が1商品から出品できるオンラインストアを開設および運営する。ECを活用した海外販路拡大に注目が集まる中、出品する取引先の負担を最小限とするため、信金中金および BeeCruise が出品手続きからプロモーションまでワンストップで支援し、信用金庫取引先の良品を世界に発信していく。
オンラインストアは、シンガポール、マレーシア、タイ、台湾の4か国に開設し、日用品や雑貨類を中心に取り扱う。SNSを活用したプロモーション企画の結果等を踏まえ、同ストアのさらなる充実、強化を目指す。
信金中金は、引き続き、各信用金庫と連携・協力のうえ、信用金庫取引先の海外販路開拓ニーズに応えるべく、各種支援に積極的に取り組んでいく方針だ。

ブランド買取「なんぼや」1号店、プラザダマスにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 バリュエンスホールディングス(本社・東京都港区)のグループ企業であるバリュエンスインターナショナルリミテッド(本社・中華人民共和国)は、ブランド買取「なんぼや」のマレーシア1号店となる「なんぼやプラザ・ダマス店」を12月24日にオープンした。多様な民族が共存するマレーシアで、日本のリユース文化の浸透を図る。
「なんぼやプラザ・ダマス」店は、日本のなんぼやのデザインを継承し、女性や子様連れの顧客にも入りやすいサロンのような明るい雰囲気で、プライバシーに配慮された店舗設計となっている。「なんぼや」が大切にするコンシェルジュ(鑑定士)による「お客様とモノとのストーリーを大切にした接客」を行う。
バリュエンスグループではこれまで、2017年のオークション事業での香港進出を皮切りに海外事業を本格化。2019年にはブランド品等の買取事業での香港進出、2020年にはインドネシア、シンガポール、マレーシアに進出した。東南アジア諸国への買取店舗出店は今後も予定しており、中期経営計画「VG1000」で目標とする2025年8月期までの海外30店舗展開の達成と、各国の現地ニーズに合わせた買取強化によるリユース文化の普及促進に向け邁進していく方針だ。

格安航空エアアジア、保有機を来年は10%削減

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 格安航空エアアジア・グループは来年、保有機を10%減らす計画だ。
トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は22日、2021年末に20機のリースが終わるとして、同社が保有する機体数は20機減って245機となると説明した。一方で同社の業績見通しについては、航空事業以外からの貢献もあるが、新型コロナウイルス「Covid-19」の流行前の水準に戻るまでには向こう2年間かかると予想した。
同社は過去数年間にわたり、飲食店「サンタン」チェーンの展開や「エアアジア・ショップ」での韓国製美容製品の販売、モバイル決済アプリ「ビッグペイ」の展開など事業の多角化を実施してきたと説明。その上で、食品デリバリー事業について、東南アジア市場向けに展開する計画があると明らかにした。現在は1日当たり1,000件の宅配をしているが、5万5,000件まで増やすことができると見込んでいる。
従業員についてフェルナンデスCEOは、国境が閉鎖されてから2,400人を解雇したと明らかにした。500人については、職業訓練を実施してグループ内で違う事業に配属したと説明。来年は解雇した全ての人を再雇用することを最優先すると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月23日)

サンワテクノス、ペナン州に事務所を開設

【クアラルンプール】 サンワテクノス(本社・東京都中央区)は21日、マレーシア子会社のサンワテクノス・マレーシアがペナン州バヤン・バルに事務所を2021年1月4日付けで開設すると発表した。
サンワテクノスは、メカトロニクス関連電気機器及び装置、プラント用電気品、電気設備機器の販売及び電気設備工事、各種電子部品・電子機器、各種OA機器、FAシステム、通信・情報機器等の販売、半導体関連製造設備、産業用ロボット、クリーンロボット、基板関連装置、物流搬送装置、風水力機器、各種検査装置、医療機器等の販売を手掛ける。

エアアジア、ランカウイーコタバル線を就航

【ランカウイ=マレーシアBIZナビ】 格安航空エアアジアは19日、ランカウイーコタバル線の運航を開始したと発表した。
コタバルからランカウイに向かった第1便の搭乗率は80%と好調だった。アマンダ・ウー最高商務責任者は、国内ネットワークの接続性向上と低運賃の実現に向けて取り組んでいると言明。誰もが安心して旅行できるよう厳格な衛生管理を徹底すると述べた。
同社は22日にペナンーコタバル、ジョホールバルーコタバル線、23日にイポーーランカウイ線もスタートする。
エアアジアは、ウェブサイトとアプリで2021年1月3日までチケットを21リンギから購入できるキャンペーンを実施する。12月28日から2021年6月30日の便が対象。また12月31日までに2021年3月31日までに渡航するチケットを購入した場合は、変更手数料なしでフライトを変更をすることができる。
航空会社の安全度を評価するエアラインレーティングスが先ごろ発表した、新型コロナウイルスの衛生対策に関する評価で、エアアジアは全ての項目で最高評価の7つ星を獲得した。

UMWトヨタ、「ヴィオス」と「ヤリス」の20年度版を発表

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 UMWトヨタ・モーターは17日、コンパクトセダン「ヴィオス」とコンパクトハッチバッグ「ヤリス(日本名・ヴィッツ)」の2020年度版を発表した。
今回マイナーチェンジとなった両モデル共に排気量は1.5リットルのエンジンが搭載されており、トランスミッションは、7速の無段変速機(CVT)となっている。外観や機能が改善された他、安全性も強化された。操舵回避支援(PCS)やレーン・ディパーチャー・アラート(LDA)など低速域から高速域まで衝突回避支援または被害軽減を図る予防安全パッケージ「トヨタ・セーフティ・センス」が導入された。また東南アジア諸国連合(ASEAN)新車アセスメント・プログラム(NCAP)の安全基準で最高評価の5つ星を獲得しており、スタビリティ・コントロール(VSC)、7つのSRSエアバッグなども装備されている。
「ヴィオス」の価格は保険なしで7万4,623ー8万7,584リンギ。「ヤリス」のが7万940ー8万4,808リンギとなっている。走行距離無制限の5年間保証が付く。
UMWトヨタによると、現行モデルの「ヴィオス」と「ヤリス」は2019年の販売以来、それぞれ4万台、2万台を納車しており、好評を得ている。

ユニクロマレーシア、本格路面店を18日にオープン

【クアラルンプール】 カジュアル衣料のユニクロ(マレーシア)は、マレーシア初の本格路面店「ユニクロDAスクエア」店を18日、開業した。
立地はペタリンジャヤ北部バンダル・スリ・ダマンサラの「DAスクエア」。面積は1万5,100平方フィートで、段差をなくしたバリアフリー構造となっている。長時間並ばないでいいよう試着室は13カ所、レジは10カ所配置した。
「エアリズム」コーナーが設けられており、これまで通販でしか購入できなかった寝具も同店では直接購入できる。「UTime!」コーナーが設置されており、Tシャツやトートバッグのカスタマイズも20分で行なう。
このほかサステナビリティ・コーナーでは古着のリサイクルの取り組みを紹介している。
(マレー・メイル、TRP、12月17日)