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初の大規模クラスタがようやく完全終息、モスク集会で発生

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省は8日、セランゴール州スリ・ペタリンのモスク大集会で発生した新型コロナウイルス「Covid-19」感染における国内初の大規模クラスターがようやく完全終息したと宣言した。
これまでに大集会の参加者やその濃厚接触者、合計4万2,023人を対象にスクリーニングを実施し、3,375人が陽性と確認された。国内で確認された感染者の実に39%を占めた。
最後の症例は6月11日に報告されたフィリピンからの留学生のケースで、セランゴール州フルランガットのイスラム宗教学校に在籍していた同留学生は、211人の感染者を出したイスラム宗教学校のクラスタの一部となった。スンガイブロー病院に入院していたが、6月24日に回復したという。
同大規模集会は感染拡大の懸念が叫ばれていた2月27日から3月3日にかけての4日間にわたり、「タブリーグ」と呼ばれるイスラム宣教師のグループが開催した国際的な集会で、マレーシア人1万4,500人、外国人1,500人の参加者が寝食を共にした。最初に感染が確認されたのは集会終了から1週間後の3月11日で、感染抑制対策の初動の遅れから拡散した。感染源は外国人の参加者とみられている。

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