【クアラルンプール】 マレーシア政府は、科学技術革新省の主導と資金提供の下、
初の国産化を予定しているワクチンの一つは、
アミヌディン氏は、
(マレーシアン・リザーブ、9月30日)
【クアラルンプール】 マレーシア政府は、科学技術革新省の主導と資金提供の下、
初の国産化を予定しているワクチンの一つは、
アミヌディン氏は、
(マレーシアン・リザーブ、9月30日)
【クアラルンプール】 24日午後、首都圏の広範囲で断水が発生。水道会社アイル・セランゴールは、アクリル加工工場のタンクからセランゴール州の河川に廃棄物が混入したことにより、浄水場4カ所が一時的に操業を停止したことによるものと発表した。
アイル・セランゴールは、病院・診療所、人工透析センター、葬儀場を中心に給水車を派遣した。同日午後6時には浄水場1カ所が操業を再開し、午後9時には残り3カ所も再開したが、断水からの復旧は段階的になる見通しで、25日午前8時時点で約40%、午後8時時点で90%、完全復旧は26日午前8時になるという。
セランゴール州の公衆衛生環境委員会のジャマリア・ジャマルディン委員長は、河川を汚染したアクリル加工工場に対して調査を行い、断固とした措置を取るとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、ザ・バイブス、7月23日、アイル・セランゴール発表資料)
【クアラルンプール】 保健省(MOH)は5日、15日付けで新型コロナウイルス(Covid-19)感染に関する在宅監視命令(HSO)およびマスク着用ガイドラインを更新すると発表した。
15日以降、新型コロナに感染した場合は他の呼吸器感染症と同等の扱いとなる。具体的には、自宅隔離の必要はなくなり、HSO証明書も発行されなくなる。「MySejahtera」アプリでの報告も必要ない。ただし、感染者が外出する場合には他人との密接な接触を避け、症状が続くか悪化する場合には、最寄りの医療機関で検査を受けるよう推奨されている。
フェイスマスクの着用義務もなくなり、新型コロナが陽性の場合、換気の悪い混雑した場所で咳などの症状がある場合、医療施設における医療従事者に対してのみ着用が推奨される。
マレーシアでは、新型コロナの新たな変異株は検出されておらず、 現在流行しているのはオミクロン変異株。感染者数も6月23―29日の週は3,810人と、年初の1万7,256人から大幅に減少し、死者数もゼロとなっている。
(マレーシアン・リザーブ、ビジネス・トゥデー、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、7月5日)
【クアラルンプール】 国家詐欺対策センター(NSRC)は、今年5月までに詐欺被害者から3万7,002件の通報を受け、被害総額は2億333万リンギに上っている。アンワル・イブラヒム首相が4日の下院質疑で明らかにした。
アンワル首相によると、NSRCに寄せられた電話件数は、2022年10月のNSRC設立以来9万5,094件に達し、警察は刑法第420条に基づき、詐欺に当たるとして1万649件の捜査を開始したという。マネーロンダリングは74件で、637口座、総額7,238万リンギが凍結された。
NSRCとマレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)は、詐欺師が使用していた電話番号のブロックや停止も行っており、今年5月までに詐欺行為に関与または使用されているとして、合計131の電話番号が廃止され、112の疑わしい電話番号がブロックされた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、ベルナマ通信、7月4日)
【コタキナバル】 マレーシア・サバ大学(UMS)ボルネオ海洋研究所のファイハンナ・チン・アブドラ所長は、サバ州海域で基準を超えた放射性物質は検出されていないと指摘。福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出後も同州海域は安全だとして心配しないよう州民に呼びかけた。
10日に行われた「核の安全な使用」と題するイベントの開幕式に出席したファイハンナ氏は、国内海域の放射能レベルを監視するために、同州セパンガルのUMS桟橋にはガンマ線スペクトル水監視ステーション(GSWMS)が設置され、昨年、UMSと科学技術革新省が放射能レベルを監視したが、基準を超える放射性物質は検出されなかったと言明。水産業の拠点であるサバ州にとってこれは喜ばしいことだと述べた。
ファイハンナ氏はまた、福島原発処理水の最初の放出は事故から11年経った2023年だったが、放射線レベルは極めて低く、安全基準値の50分の1以下だったと指摘。「排水が太平洋に放出されると、すべて海水に混じるが、福島からサバ州に届くまでには、かなりの時間が必要になるだろう」と述べた。
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、マレーシア保健省は先ごろ、高リスクとされた日本食品に対する検査レベルについて、放水開始前の水準である「レベル3(モニタリング検査)」に戻した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月11日)
【ペタリンジャヤ】 イスラエルのパレスチナ・ガザ侵攻に対する米国の支援を理由に米国企業に対するボイコット運動が続く中、外食チェーンのマクドナルド・マレーシアは、一部の店舗で看板や広告板などへの破壊行為が相次いでいるとして懸念を表明した。
アズミール・ジャアファル社長は、全国の多数のレストランでの破壊行為が「頻度と深刻さが増している」と指摘。「こうした行為は従業員や周辺地域に多大な危害と苦痛を与えている。個人の意見表明の権利は尊重するが、破壊行為は控えるよう訴えたい」と述べた。
アズミール氏はまた、従業員に向けられた「非常に憂慮すべき」攻撃についても言及し、「ガザのパレスチナ人の窮状を擁護することは重要だが、その代償としてマレーシアの同胞を傷つけるべきではない」と強調。「100%イスラム教徒所有の企業として、マクドナルド・マレーシアの人道的活動に対する取り組みは揺るぎない」と述べ、会社としてパレスチナ人道基金に100万リンギを寄付したこと、従業員が募金10万リンギを寄付したことを強調した。
4月24日には、ケダ州スンガイ・プタニで新ドライブスルー店のオープン告知看板がスプレーで落書きされた。看板には「殺人者をボイコットせよ」、「パレスチナの血はお前たちの手にある」、「パレスチナ人を解放せよ」などと書かれていた。またパハン州クアンタンでは先ごろ、マクドナルドの店舗で顧客が5人組の男に脅されたと訴え、警察が5人を逮捕した。
(ザ・スター、6月2日、フリー・マレーシア・トゥデー、6月1日)
【ジョホールバル=アジアインフォネット】 ジョホール州ジョホールバルのウル・ティラム警察署に男が押し入って警察官2人を殺害した事件で、サイフディン・ナスティオン内務相は18日、先に報道されたような、国際テロ組織「ジェマ・イスラミア(JI)」の関与は実際はなかったと発表した。
その後の捜査で、容疑者の21歳の男はJIとは関係がなく、単独犯だったことが判明したとしている。ラザルディン・フセイン警察長官も同様な発表を行ったが、容疑者の動機はまだ分かっていないとしている。
17日午前2時半ごろ、パラン(マレー伝統の大型ナイフ)で武装した容疑者の男が同警察署に侵入。誰何しようとした警察官1人の首に切りつけて警察官の持っていた拳銃を奪い、パトロールから帰ってきた警察官らと銃撃戦となった。この銃撃戦で警察官1人が死亡し1人が負傷。男もその場で射殺された。
死亡した男が防弾用とみられる金属板をバッグに入れているなど準備の上で警察署を襲撃していたことから、ジョホール州で暗躍しているとみられるJIの関与が疑われ、男の家族ら5人と直前に警察署を訪れていた2人が拘束された。
JIは200人以上が死亡した2002年のバリ島爆弾事件などを起こした過激派組織で、国際テロ組織アルカイダなどとも関係があるとされる。
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 クアラルンプール(KL)市内で13日午後3時半ごろ、暴風雨によって「メナラ・プレステージ」前のジャラン・ピナン沿いの街路樹が倒れる事故があり、自動車3台とバイク5台が下敷きとなった。
これによりジャラン・ピナンが一時閉鎖されたが、ケガ人などは報告されていない。
現場は7日に街路樹が倒れる事故が起きたジャラン・スルタン・イスマイルや「ペトロナス・ツインタワー」から数百メートルしか離れていない場所で、ジャラン・ピナンを横切るように倒れて「ワンKLコンドミニアム」の駐車場に駐車中の車両が被害を受けたという。マラッカ州首相の警護の警察車両も被害を受けた模様だ。
7日に起きた倒木事故では17台の自動車が巻き込まれ、1人が死亡、2人が負傷した。
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 クアラルンプール(KL)市中心部のジャラン・スルタン・イスマイルで7日午後2時過ぎ、10メートル以上ある街路樹の大木が突然倒れ、通行中の17台の自動車が下敷きになる事故があった。
ダン・ワンギ警察によると、下敷きになった自動車を運転していた男性(47)が死亡、別の配車サービスの車を運転していた男性(26)と乗客だったスウェーデン人女性(72)も負傷し、KL病院に搬送された。
現場はコンコルド・ホテル付近の交通量の多い道路で、街路樹は直前の暴風雨の影響を受けて倒れたものとみられる。通行不能となったジャラン・スルタン・イスマイルは、8日午後1時過ぎになってようやく再開した。
街路樹は近くの歩道の屋根を倒壊させた上で路上の高架を走るKLモノレールの軌道にも倒れかかり、ハン・トゥア駅とメダン・トゥアンク駅間が不通となっていたが、8日午後5時に運行を再開した。
ザリハ・ムスタファ首相府相(連邦直轄地担当)によると、倒れた街路樹は樹齢50年を超えており、2年ごとに樹木医による検査が行われていた。
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)第1ターミナルで14日午前1時20分ごろ、男が妻を短銃で銃撃する事件が発生。妻のボディガードが銃弾を受けて重体となっている。男は駐車場に停めてあった車で北に向かって逃走した。
警察によるとは発砲したのはハフィズル・ハラウィ容疑者(38)で、到着ホールで帰国する巡礼団を出迎えるために待っていた妻のファラー・モハマド・イサさんを狙って数メートルの距離から短銃を2発発射。ファラーさんには当たらず、2人いたボディガードのうち1人に命中した。ハフィズル容疑者はまた爆竹を投げ込んだため、付近にいた2人も負傷した。
ハフィズル容疑者は、ファラーさんと離婚に向けた話し合いを行っていたとみられ、これに関連してファラーさんを脅迫していたという。このため身の危険を感じていたファラーさんがボディガードを雇っていた。
警察は個人的トラブルが原因で起きた事件であり、テロ組織などとの関連はないとした上で、ハフィズル容疑者が脅迫や窃盗などによる前科3犯で、いまだ武器を所持している危険人物だとして注意を喚起する一方、全力を上げて行方を追っていることを明らかにした。タイ国境でも監視を強めるとしている。