ワクチン追加接種実施へ、10月にも高リスク者優先で開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 連邦政府は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種完了率が成人人口の80%を越えた段階で追加接種(ブースター)を開始することを決めた。イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相が明らかにした。
医療最前線、免疫力が低下している人、併存症のある高齢者、長期医療施設に入居者及び勤務者といった高リスク・グループを優先して実施する。現在医療専門家からなる委員会がガイドライン策定にとりかかっている。2回目の接種を終えたものの一定期間後に低下した免疫力の向上を目指す。
新型コロナ予防接種タスクフォース(CITF)のデータに基づくワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)の発表によると、9月18日時点で成人人口の78.2%がワクチン接種を完了している。
カイリー・ジャマルディン保健相によると、追加接種の開始時期が10月初めになるとの見通し。追加接種は国家医薬品規制庁(NPRA)の承認が必要なため、現在すべてのワクチン製造者に対して情報提供を求めている段階だ。承認が出るまで約2週間を要し、その後ワクチンの種類や他のワクチンと混合が可能かなどの詳細が発表される見通しだという。

トレンガヌ州、17日よりNRP第3フェーズに移行

【プトラジャヤ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、トレンガヌ州について、17日付けで国家復興計画(NRP)の第3フェーズに移行すると発表した。15日に開催された新型コロナウイルス「Covid-19」管理に関する特別委員会で決定した。
イスマイル首相はまた、最近の規制緩和に伴い、標準的運用手順(SOP)を無視する国民が増加していると指摘した。規制緩和は安全対策を怠ってよいという意味ではなく、感染の連鎖を断ち切るためにも、SOPを遵守すべきと強調。マスクを着用し、社会的な距離を守り、清潔な衛生状態を保つことを継続するよう呼びかけ、違反者に対しては躊躇なく処罰するとした。
(ザ・スター、9月16日)

SOPを10項目程度に簡素化へ、エンデミック段階を見据え

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 連邦政府は、全部で181項目にもわたっている標準的運用手順(SOP)を10項目程度に簡素化する方針だ。向こう2、3週間後の完了をメドに取り纏め作業に入った。ヒシャムディン・フセイン上級相(兼国防相)が明らかにした。
近いうちに新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大が収まってエンデミック(風土病)段階に移行することを見据えて、複雑・多岐にわたっているSOPを簡素化し、国民が理解しやすく遵守しやすくすることを目指す。現在、国家復興計画(NRP)は州・地域ごとに第1—4フェーズに分類されており、それぞれ設定されているSOPの項目は合計181項目にも上っている。
ヒシャムディン氏は発表に先立って、SOP改定に向けた会合を、カイリー・ジャマルディン保健相、テンク・ザフルル財務相、アヌアル・ムサ通信マルチメディア相と行った。SOPの改定にあたっては、保健省からの科学データだけでなく、専門家や業界の利害関係者の意見も考慮に入れるという。
ヒシャムディン氏はまた、16日からランカウイを対象に試験的に開始する「トラベル・バブル」に言及し、当面はランカウイでの実施状況を見てから他の地域で実施するかどうか判断する考えを表明。それまでは他の地域での旅行再開を認めないと述べた。現在、ペラ州パンコール島などが「トラベル・バブル」指定を目指す考えを示している。

サラワク州で感染者急増、ブースター接種を検討=保健相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 全国的にワクチン接種が進んでいるにもかかわらずサラワク州で新型コロナウイルス「Covid-19」新規感染者が増加傾向にあることについて、カイリー・ジャマルディン保健相は、ワクチンの有効性が弱まっている可能性があると指摘。ブースター接種の必要性について検討を急いでいることを明らかにした。
カイリー氏はワクチンの有効性が時間とともに低下している可能性があるとした上で、他国での実施状況を参考に特に高齢者、免疫不全患者、医療従事者にブースター接種を行なうことを検討していると述べた。カイリー氏は近くサラワク州を訪問し、州政府と対応を協議する方針だ。
サラワク州の新規感染者数は5日に3,747人と初めて3千人を突破し、6日には3,714人で初めてセランゴール州を抜いて国内ワーストを記録した。その後も7日は3,200人、8日は3,100人、9日は3,118人と4日連続でワーストとなっている。
■接種証明不具合、1週間以内に解決=保健相■
カイリー保健相はまた、新型コロナ情報・追跡アプリ「MySejahtera」の不具合でワクチン接種証明が表示されないケースが起きていることについて、1週間以内に解決すると言明。それまでは接種センターで発行された接種カードを代用できるとした。
セランゴール州では、政府が独自で行なっている「SelVAX」を通じて接種した人の一部で「MySejahtera」上のデジタル接種証明書が表示されないトラブルが発生している。国家復興計画(NRP)で進められている行動規制緩和策では、多くのケースで条件にワクチン接種証明の提示が求められている。

ワクチン完了者、ジムを除き屋内スポーツが可能に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、国家復興計画(NRP)第1フェーズにとどまっている州についても、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種が完了した人を対象に10日付けで屋内スポーツ活動を認めると発表した。
保健省と国家安全委員会(NSC)が実施したリスク評価に基づき決定された。ただし個々に標準的運用手順(SOP)の遵守が求められており、またスポーツジムについては対象から除外されている。
スポーツジムが許可対象から除外されていることについてはカイリー・ジャマルディン保健相は、保健省とNSCが共同で室内換気に関するガイドラインを策定中だと発表。近く営業再開が認められる見通しであることを明らかにした。
映画館や劇場については一足先に9日から営業再開が認められることになっており、アハマド・ファイザル・アズム青年スポーツ相がスポーツジムとアウトドアスポーツに関しても再開を許可するようカイリー保健相に要望していた。

首都圏が第2フェーズに移行、地域間移動が可能に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、首都圏クランバレーに位置するセランゴール州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤについて、10日付けで国家復興計画(NRP)の第2フェーズに移行すると発表した。
8日に開催された新型コロナウイルス「Covid-19」管理に関する特別委員会で決定した。これからは首都圏のこれら3地域は一つのエリアとみなされることとなり、第1フェーズでは禁じられていた地域間の移動が認められる。各地域を結ぶ重点道路に設置されていた警察の検問も撤去される。第2フェーズへの移行にともない、ワクチン接種完了者を対象に宿泊を含む州内の観光旅行、また単身赴任者が家族に会うための州を跨いだ移動が認められる。
イスマイル首相はまた、いまだ第1フェーズにとどまっている州に関する規制緩和も発表。花屋や保育園、アウトドア用品店、不動産ギャラリーの営業も10日付で再開が認められると述べた。
イスマイル首相の発表に先駆け、シャヒダン・カシム連邦直轄地相はKLとプトラジャヤが10日付けでNRP第2フェーズに移行する見通しだと発表していた。ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)の最新の統計によると、首都圏クランバレーの成人人口の97.8%がワクチン接種を完了した。

ペナン州で予約なし接種開始、成人国民を対象に

【ジョージタウン】 ペナン州政府は、18歳以上のマレーシア国民を対象に、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの予約なし接種を8日午前10時より開始すると発表した
チョウ・コンヨウ首相によると、州内にあるワクチン接種センター(PPV)10カ所で行なう。まだ予約がとれない人や情報・追跡アプリ「MySejahtera」によるワクチン登録を行なっていない人が対象となる。
接種希望者はマレーシア国民であることを証明する身分証カードを持参すること、「MySejahtera」に登録し、症状がないこと、感染者と濃厚接触していないこと、隔離されていないことが必要。先着順となる。
チョウ氏はまた、コロナ感染者及び濃厚接触者からの相談に対応するアセスメントセンター(CAC)においてコールセンターの改善を同州特別安全委員会が約束したことを明らかにした。ホットラインは04-3827143または04-3827142で、毎日午前8時から午後10時まで受け付けている。
ペナン州の新規感染者数は5日には1,961人、6日には1,558人、7日には1,776人と高止まりしている。
(マレー・メイル、9月7日)

KLとプトラジャヤ、10日付で第2フェーズに移行へ

【クアラルンプール】 シャヒダン・カシム連邦直轄地相は8日、国家復興計画(NRP)第1フェーズに指定されているクアラルンプール(KL)とプトラジャヤについて、10日付けで第2フェーズに移行する見通しだと発表した。最終決定は国家安全委員会(NSC)が行なう。

国内取引消費者行政省によると、第2フェーズに移行すれば、標準的運用手順(SOP)の遵守や新型コロナウイルス「Covid-19」・マネジメント・システム(CIMS3.0)を通じた申請を条件に、すべての流通・販売セクターで営業再開が認められる。製造業についてはすでに、従業員のワクチン接種完了を条件に非必需品関連も稼働制限内での操業再開が認められている。

またシャヒダン氏は、同じ連邦直轄地で現在第4フェーズに移行しているラブアンについては、16日から試験的にトラベルバブルが実施されるランカウイと同様のトラベルバブルが近日実施され、観光客に開放されると明らかにした。

ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)の最新の統計によると、首都圏クランバレーの成人人口の97.8%がワクチン接種を完了した。

(フリー・マレーシア・トゥデー、星州日報、9月8日)

10代へのワクチン接種開始、州間移動の検討も最終段階へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は、10代へのワクチン接種をサラワク州から開始すると発表した。
サラワク州では、成人人口の80%がワクチン接種を受けているため、9月5日の週より10代の若者に対してもワクチン接種を開始する。10代の接種目標はワクチン供給状況に応じて設定される。接種は、ワクチン接種センター(PPV)、診療所、学校で行なわれる予定。現状、ファイザー製ワクチンは、未成年に関しては12歳から17歳までの接種が承認されている。
同相は、来年1月の新学期開始時には、10代全員が接種を完了していることを望んでいると述べた。学校は10月から国家復興計画(NRP)第2フェーズ以上の州・地域において段階的に再開する計画となっているが、生徒のワクチン接種状況に応じて再開するかどうかを教育省と協議し、リスク評価を行った上で決定する。
一方、同相は、州・地区を跨いだ移動に関して国民にいましばらくの忍耐を求めた。ワクチン接種率の低い州がある状態で移動の緩和を行なってしまうと感染再拡大につながるため。9月末までにすべての州で成人人口の60%がワクチン接種を完了する予定となっており、また標準的運用手順(SOP)緩和の準備も最終段階に入っているとして理解を求めた。
6月に全国的なロックダウンが実施されて以来、必需産業従事者の通勤、緊急事態や医療目的での移動などを除き、ほとんどの州・地区を跨いだ移動が禁止となっているが、8月10日よりワクチン接種完了を条件に遠距離夫婦や18歳以下の子供に会うための移動が許可されるなど、一部規制緩和が行なわれている。

コロナ情報&追跡アプリ、3日夜から新バージョンに

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」情報・追跡アプリ「MySejahtera」が3日夜から新バージョンにアップデートされる。カイリー・ジャマルディン保健相がツイッターで明らかにした。
最新バージョンでは、トップ画面上に感染リスクレベル、ワクチン接種のステータス、最後にチェックインした場所の情報が表示される。またチェックアウトボタンが新たに追加され、チェックインした場所を退去する際に使用する。移動履歴がより正確に記録されることになる。同アプリは今後数週間でさらに刷新していくという。
建物や店舗に入る前にまずリスクレベルとワクチン接種ステータスをチェックされるため、トップ画面上でこれらが表示されるようにした。感染状況とワクチン接種状況が色分けされておりひと目で分かるようになっている。
旧バージョンでは最初にチェックインの画面が出て、さらにボタンと押すと建物に入る際に必要なQRコードリーダーが表示される。リスクレベルを表示したい場合はいったんチェックイン画面を閉じて、「プロフィール」画面に移動しなければならなかった。