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半島北部で新たなクラスター、各州が対策に大わらわ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 半島北部で新たに新型コロナウイルス「Covid-19」感染が拡大しており、各州が対策に大わらわとなっている。

ケダ州ではタワルで「タワル・クラスター」、ヤンで「サラ・クラスター」、クアラ・ムダで「ムダ・クラスター」がそれぞれ発生。17日にマレーシア全土で確認された新規感染者12件のうち「タワル・クラスター」関連の二次、三次感染が7件を占めた。

このため同州では州内のすべての公共公園を閉鎖し、クラスター周辺の危険地域での事業所の営業時間を制限する措置を実施している。食料品店やコンビニ、給油所の営業時間は午前8時から午後8時まで、夜市は午後4時から8時までとなっている。危険地域での飲食店内の飲食は禁止されており、公的イベントもすべて延期されている。

17日に3人が新たに感染確認されたペナン州では、海外からの持ち込みを防ぐために医療ツーリズムを暫定的に受け入れ中止すると発表した。

一連のクラスターは「シバガンガ・クラスター」と呼ばれているケダ州クバン・パスの飲食店のオーナーが原因で発生したとみられている。オーナー男性は7月13日にインドから帰国したが自宅隔離の規則を破ったため従業員や顧客に次々と感染。さらにその感染者から二次、三次感染が州境を越えて北部諸州に拡散している。

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