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リンギは中期的にやや値上がり、フィッチ見解

【ペタリンジャヤ】 格付け会社フィッチグループのフィッチ・ソリューションズは、対米ドルでリンギは中期的に値上がりするとの見解を示した。
6月以降、リンギは値上がりし、今年のこれまでの平均相場は1米ドル=4.236リンギになった。しかしドルが売られすぎた感があり、短期的にリンギはやや値下がりする見通しだという。
一部の先進国・途上国における新型コロナウイルスの感染再発、米国大統領選で予想される混乱からリスク回避の動きが出て、資金が新興国通貨から安全資産に流れる可能性がある。一方で原油価格は安定的に推移する見通しで、短期的にリンギが急落することはない。政策金利(現行1.75%)の年内再引き下げはないと見込まれるという。
こうした事情からフィッチは、今年の平均相場予想を1米ドル=4.3リンギから4.25リンギに、来年の予想を1米ドル=4.2リンギから4.15リンギに修正した。
(ザ・サン、9月30日)

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