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トップグローブ宿舎をEMCOに指定、クラスター発生で

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は16日、セランゴール州クランにあるゴム手袋世界最大手、トップ・グローブの従業員宿舎を17日から30日まで強化行動制限令(EMCO)に指定すると発表した。

EMCOに指定されたのはメルにある宿舎で、テラタイ・クラスターから拡大したとみられる。15日には新たに53人の感染者を出し、累計感染者数は215人に達している。

トップ・グローブの工場そのものは操業を続けているが、従業員と宿舎のスクリーニングが命じられたという。EMCO指定により従業員1万3,190人と地域住民1,200が影響を受けることになる。トップ・グローブはメルーに工場20カ所を有している。

一方、サバ州カンポン・マタンバイのケパヤン刑務所、ジョホール州ケンパスの保健省訓練所(ILKKM)は16日でEMCO指定が終了する。

■KLの一部でEMCO指定の可能性も■

サブリ上級相はまた、クアラルンプール(KL)で感染が今後も拡大を続けた場合について、一部地域を限定してEMCOに指定する可能性があると明らかにした。最終決定は保健省が下すという。

またCMCO指定を受けている州に属するグリーンゾーン地区について、地区や州を跨ぐグリーンゾーン間の移動を認める方向で国家安全委員会(NSC)が検討に入ったことを明らかにした。

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