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複数の工場で感染確認、操業一時停止に追い込まれる

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ゴム手袋最大手のトップ・グロープの工場での大規模クラスター発生をきっかけに各工場が感染検査を行なうようになり、宿舎に住む外国人労働者を中心に感染が確認されるケースが増加。従業員の隔離や設備の消毒のために操業の一時停止に追い込まれる工場も出ている。
コンドーム製造大手のカレックスは21日、先ごろ2,000人を超える従業員を対象に新型コロナウイルス「Covid-19」のスクリーニングを実施した結果、35人が陽性だったことを明らかにした。カレックスは11月23日から全国のすべての生産施設でスクリーニングを開始していたが、陽性者のうち28人がジョホール州ポンティアンのカテーテル施設で12月16日に確認された。他の7人はコンドーム工場だった。感染者が出た生産施設は現在、消毒のために一時閉鎖しており、12月25日から段階的に生産を再開する。
電子部品メーカーのATA IMSは、ワイヤーハーネス製造子会社のATAコンポーネンツで従業員2人が感染。16日から操業を停止して24日までの日程で従業員の感染検査と消毒作業をおこなっている。
トップ・グロープは5,147人、同じゴム手袋メーカーのコッサン・ラバーは427人、ハルタレガは35人で感染が確認された。日系ではパナソニック・マニュファクチャリング・マレーシアが21日、セランゴール州シャアラムにある工場2カ所で116人の感染者が出たことを公表。工場の操業を21日から23日まで一時停止すると明らかにした。

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