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アストラゼネカのワクチンの使用承認、接種延期の可能性も

【プトラジャヤ/イスカンダル・プテリ】医薬品管理庁(DCA)は2日の会合で、アストラゼネカ製新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンを条件付きで使用リストに含めることを決めた。
アストラゼネカから生産を受託した韓国のバイオサイエンス社が製造するワクチン320万人分を調達する。1回目の納入は5月の予定。
アストラゼネカのワクチンをめぐっては、複数の国で接種を受けた者に血栓が報告されている。英国では接種後に約30人に血小板減少を伴う血栓が報告され、うち7人が死亡した。
ドイツ、フランス、カナダなどでは血栓発生への懸念から、若年層へのアストラゼネカワクチン接種を制限する動きが起きている。
ワクチン接種計画担当のカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、アストラゼネカのワクチンが不適切と判断した場合、接種を延期せざるを得ないがが、ファイザー・ビオンテックから追加納入の提案を受けており、ワクチン確保に問題は生じないと述べた。現在、英国で報告された血栓症例のデータを検証中だという。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、4月2日)

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