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入札情報違法入手の汚職事件明るみに、政府職員を逮捕

【クアラルンプール】マレーシア汚職摘発委員会(MACC)は、公共事業入札の情報が漏洩していた汚職事件にからみ5日夜、政府機関の上級職員(38)を収賄容疑で逮捕した。
消息筋によると、この職員は数量明細書(建築に必要なすべての作業・材料を記した文書)の準備にかかわっており、情報を違法に「入札カルテル」に漏らし、120万リンギの報酬を得ていたという。
MACCは4日夜「入札カルテル」を捜査し、首謀を含む7人を逮捕した。消息筋によると、同カルテルは2014年から活動しており、名前の異なる会社を150社設立し、名前ばかりの取締役を雇用し、名義代として報酬を支払っていた。
同カルテルは入札を実施する側の内部関係者から、仕様、応札額の上限、応札資格などの情報を入手し、落札できるよう仕組んでいた。これまでに354件、38億リンギ相当の公共事業を落札したという。
今後、逮捕者は増える見通しだ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月7日、ベルナマ通信、4月5日)

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