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王子HD、マレーシアの包装産業に前向きな見通し

【クライ】 王子ホールディングス(本社・東京都中央区)は、新型コロナウイルス「Covid-19」の流行にも関わらず、マレーシアと域内の包装関連産業について楽観的な見通しを持っている。
同社の専務グループ経営委員であり、王子アジア・パッケージングおよび王子アジア・マネジメントの社長であるディラン・タン氏によると、昨年は行動制限令(MCO)に伴いオンラインショッピングの需要が増加したことでマレーシア事業は5ー7%成長した。同社は事業拡張を計画しており、アジア太平洋地域での地位強化のため今後1ー2年で数百万リンギを投資する計画だ。
一方で、タン氏が最高経営責任者(CEO)を務めるユナイテッド・コタク(UKB)が、ジョホール州クライにおいて2カ所となる包装工場の起工式を行った。2022年第1四半期の完工を予定しており、300人を雇用する計画だ。バトゥ・パハにある工場の稼働率が150%をなったことから第2工場の建設を決めた。16億リンギを投じて3カ所目となる製紙工場の建設も計画しており、今年7月の運転開始を計画している。また第3工場の隣に1億8,000万リンギを投じて包装工場を建設することも計画している。
(ザ・スター、5月5日)

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