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接種プログラム第3期、ワクチン不足で開始が遅れる可能性

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、ワクチン供給不足のために5月に開始を予定している第3フェーズの実施が遅れる可能性があると述べた。
カイリー氏は、高齢者や慢性病の持病がある人を対象として4月19日に前倒し開始された第2フェーズが順調に進んでいると言明。ただ5月開始予定の第3フェーズについては、製薬会社が先進国に優先的に供給していることからワクチンの供給不足が起きており、マレーシアに十分に供給されるか分からないと述べた。その上で、多くの先進国でワクチンの接種が大方終わるため、6月頃からは供給不足の状況が改善に向かうだろうとした。
第3フェーズでは18歳以上の国民及び外国人が対象で、レッドゾーンから優先して行なう予定。アストラゼネカ製ワクチンは血栓ができるケースが報告されたためワクチン接種プログラムとは別枠で希望者を対象に接種が行なわれているが、これまでは発熱の副作用だけしか報告されていないという。

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