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ワクチンパスポート導入を検討、州間移動や海外渡航に利用

【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は20日、州を跨いだ移動や海外への渡航の際に提示する「ワクチンパスポート」を導入することを計画していると明らかにした。

ノール氏は、2度のワクチン接種を終えたことを証明する「ワクチンパスポート」を、州を跨いだ移動、海外旅行のみならずモスクに入る際に提示することを標準的運用手順(SOP)に盛り込むことを検討していると説明した。しかしまだワクチンの接種率は低いとして、「ワクチンパスポート」を導入するのには早すぎると強調。ワクチンの接種率が上昇し、集団免疫が達成された際には、SOPが緩和され、マスクの着用や、物理的距離の確保などの規制も撤廃されることになるとした。

ムヒディン・ヤシン首相は今年4月、国家安全委員会(NSC)の会合でワクチンの接種を終えた証明として証明書を発行することを話し合ったと明らかにしていた。

(エッジ、ザ・スター、6月20日)

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