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ワクチン接種率、1週間で5.8%から7.3%に上昇

【クアラルンプール】 マレーシアでは7月1日現在、総人口の7.3%が新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの2回接種を完了した。1週間前の5.8%から1.5ポイント上昇した。
接種回数は、6月25日から7月1日までの1週間で131万回。前週(6月18日-24日)の153万回に比べて減少した。1日あたり接種数が最も多かったのは7月1日の26万3,012回。政府はこれまで7月中に1日あたり20万回、8月中に1日あたり30万回の接種を目標としていた。
7月1日時点で、累計835万回分のワクチン接種が完了しており、内訳としては1回目接種が595万回、2回目接種が239万回。人口の約18.2%が1回目の接種を受け、7.3%が2回目まで接種完了したことになる。
州別では、最も多くの1回目接種を行なっているのがサラワク州で、112万回(人口の39.6%)。次いでクアラルンプールが106万回(人口の59.5%)。2回目接種回数は、セランゴール州が最も多く、31万8,774回(人口の4.9%)、次いでジョホール州の25万6,096回(人口の6.8%)。
他の東南アジア諸国との比較では、シンガポールが人口570万人に対し36.70%と最も高く、▽カンボジア(人口1,695万人に対し18.50%)▽マレーシア(人口3,278万人に対し7.30%)▽インドネシア(人口2億7,636万人に対し5.10%)——が続いている。
■感染者数は増加傾向だが、死者数は減少■
6月26日から7月2日までの1週間の数字で見ると、新規感染者数は4万3,290人(6月19日から25日までの1週間では3万7,445人)。州別ではセランゴール州が最多で1万7,236人。1日あたりの新規感染者数が最も多かったのは7月1日で6,988人。アクティブ感染者数は、前週の6万117人から増加し、6万6,084人。新たに回復したのは3万6,799人で回復率は90.7%。死者数は524人で、前週の527人から減少。死者数が最も多かったのは、6月29日で107人。
保健省によると、1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す「基本再生産数(R0)」は現在1.06。今年の最高R0は5月23日の1.21だった。
(エッジ、7月2日)

 

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