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規制緩和発表、「リスクに見合った効果に期待」首相

【クアラルンプール】 ムヒディン・ヤシン首相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種完了者に対する規制緩和を決めたことについて、新規感染者が増えるリスクは伴うがワクチン接種の有効性と国民の健康保全、経済的観点から総合的に決定したと説明した。
ムヒディン首相は8日、接種完了者向けの規制緩和策発表を行なった上で、予防接種の有効性及び世界的に適用されている科学的・公衆衛生の原則と国内で収集されたデータが一致したと強調。規制緩和は確かに感染拡大リスクを伴うものの、国民の精神的・肉体的健康に役立つ側面、国家経済に果たすプラス側面を評価した上で慎重な検討の上で決定したと述べた。
ムヒディン首相は、ワクチン接種完了による感染予防効果と重症化リスク低減効果について強調。スンガイブロー病院で60%以上の高齢者の入院数が減少したこと、接種完了した医療従事者24万6,242人のうち感染した者が4,635人、率にして1.88%にとどまったこと、さらに感染者の99.78%が軽症でカテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)はゼロでカテゴリー4(酸素吸入が必要)が0.06%にとどまったことを例に挙げた。
その上でムヒディン首相は、接種完了者が増えるにつれて重症患者が減り、公衆衛生システムへの負担が少なくなると強調。経済および社会セクターを段階的に再開することで、国がより秩序正しく安全な方法でパンデミックから抜け出すことができると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、8月8日)

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