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成人人口の50%以上がワクチン2回接種完了

【クアラルンプール】 ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)は、18日時点で成人人口の50.2%(1,174万3,096人)が新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの2回接種を完了しており、国家ワクチン接種プログラム(NIP)の目標の達成に向けて順調に進んでいると発表した。
JKJAVのツイッター投稿によると、成人人口の75.3%にあたる1,762万5,760人が1回目の接種を受け、ワクチン接種回数は2,936万8,856回となった。全人口の54%が1回、36%が2回接種を完了したことになる。
州・地域別に見ると、▽サラワク州(82.5%)▽ネグリ・センビラン州(67.6%)▽ペルリス州(58.1%)▽マラッカ州(42.3%)▽ペナン州(40.5%)▽ラブアン(90.0%)▽首都圏クランバレー(73.8%)ーーでは、成人の接種完了率が40%を超え、国家復興計画(NRP)で規定されている第2フェーズから第3フェーズへの移行基準を満たした。
高齢者については、315万2,056人が接種済みで、うち276万8,981人は2回接種を完了した。また、障害者42万8,140人が接種を受け、うち28万8,329人が2回接種を完了。2つ以上の疾患を持つ852万8,228人が接種済みで、うち612万461人が2回接種を終えた。妊娠中の母親5万4,636人が接種を受け、5万3,421人が2回完了した。
1日当たりの接種回数では、17日の52万5,111回に比べ、18日は53万114回と増加。そのうち18万8,474回が1回目、34万2,640回が2回目だった。
NRP調整担当大臣を兼任するザフルル・アブドル・アジズ財務相は、NRPのフェーズ移行(規制緩和)指標の変更について、第1フェーズの場合は「成人人口の半数以上がワクチン接種すること」が条件となると先日発表。第1フェーズの首都圏クランバレー、ネグリ・センビラン州はこの基準を満たしたことになる。そのため、この2地域のフェーズ移行の指標は、新規感染者数ではなく、重症に相当するカテゴリー3、4、5の入院患者数に変更される見込みだ。
(マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、8月19日)

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