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12月の海外旅行解禁目指す、接種率90%超で=首相

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は3日、観光目的での海外旅行について、12月までの解禁を目指すと発表した。成人の新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種率が早期に90%を越えた場合、さらに解禁が早まる可能性も示した。
外国人のマレーシア入国も可能にする。海外旅行解禁後には、出入国許可申請プログラム「マイトラベルパス」での申請も不要となる。また、シンガポールとの間で相互グリーンレーン(RGL)を停止している件については、ジョホール州の労働者がシンガポールに通勤できるよう、シンガポールと協議中であるとした。
首相は、また、州間移動解禁を切望する国民の気持ちを理解しているとし、行動制限令(MCO)により打撃を受けた観光業を復興させるためにも州間移動は必要だと強調。ワクチン接種率が86%を越えたことから、州間移動が解禁される日も近いと述べた。解禁のための基準を以前の80%から90%に変更したことについては、州・地域により接種率に違いが生じているため、全国で90%にすることで各州・地域の平均値も80%以上になるとした。州間移動を解禁する際には、どの州・地域も取りこぼさず全国的に実施する方針だ。
(フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、10月3日)

 

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