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オミクロン感染拡大、3月末には1日2.2万人に達する恐れ

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」オミクロン株による感染が拡大傾向にあることを受け、保健省のノール・ヒシャム事務次官は6日、1日当たりの新規感染者数が3月末までに2万2,000人に達する可能性があると警告した。
ノール事務次官は2月6日正午時点で新規感染者数が昨年10月2日以来の1万人を突破(1万89人)したことを明らかにした上で、1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)が1.2となっていると強調。新規感染者の増加傾向は続くとの見方を示し、ワクチン接種と追加接種の適用範囲が拡大されればR0/RTが1.0以下に下がる可能性があると述べた。
ノール事務次官はまた、「我々はまだ懸念される状況から脱していない。我々は一丸となって感染急増に立ち向かわなければならないが、もっと重要なのは、重症度が低くなり入院者数が少なく死亡率が下がるようにすることだ」と述べた。
カイリー・ジャマルディン保健相も同日、「マレーシアも完全にオミクロンの波に入った」として新規感染件数が増加するとの見方を示し、近く1日当たり1万5,000人を突破するとの懸念を示した。新規感染者数が最後に1万5,000人を突破したのは昨年9月18日。
カイリー氏は、重症化する懸念が高い高齢者のうち100万人がいまだ追加接種を受けていないと指摘。国民になるべく早く追加接種を受けるよう呼びかけた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、2月6日)

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