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ケダ州でゴム産業集積地開発がスタート、三井物産とホンセンが契約締結

【クアラ・ネラン】 ケダ州パダン・テラプのゴム産業集積地「ケダ・ラバー・シティ(KRC)」開発が7日、正式にスタートした。
開設式でスピーチをしたイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、KRC事業がすでに40億リンギの投資誘致に成功したとして、7,000人分の雇用創出を見込んでいると表明。2025年までに潜在的な投資額は100億リンギとなり、1万5,000人分の雇用を創出することができるとした。KRCでは、第1期で201ヘクタール、第2期で302ヘクタールを開発するが、第1期は投資企業を迎え入れる準備が整ったと言明。第2期は2023年に始動する予定だとした上で、国内外の投資家がKRCで事業を行うことに期待しているとした。
KRCの開設式に合わせ、ゴム手袋製造のホン・セン・コンソリデーテッドとマレーシア三井物産は、合成ゴム手袋の原材料になる合成ニトリルゴム(NBL)の生産工場を共同で建設することで契約を交わした。第1期は2024年第2四半期に商業生産を開始する。また両社は、ペナン州においても、ブタジエンやアクリロニトリルなどの石油化学製品や原材料の貯蔵施設の開設および物流事業を行うことで契約した。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、2月8日、ベルナマ通信、2月7日)

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