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新型コロナの基本再生産数、1.32に下降も全地域で1を上回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は17日、新型コロナウイルス「Covid-19」1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は16日時点で、1.32となり、前日から下降したと発表した。全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、ラブアンで1.96だった。

カイリー・ジャマルディン保健相は、これまで毎日発表していた新規感染者数を、翌日午前10時に公表することに決めたと発表。陽性者数の数に一喜一憂するのではなく、病床使用数や入院者数、重症度なども一緒に公表することで、実際の状況を明確に把握して欲しいと説明した。

保健省ポータル「コビドナウ(Covidnow)」によると、16日には7,912人が回復し、累計治癒者は287万6,450人。死者数は21人増え、累計で3万2,201人となった。アクティブ感染者は、前日から1万9,898人増え20万2,863人。うち93.8%が自宅、2.7%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.4%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は67.5%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,573万7,748人で、接種率は78.8%だった。ブースター接種完了者は1,360万7,475人で、接種率は41.7%となった。
また新たに28カ所のクラスターが発生。うち21カ所が教育機関、4カ所が職場、残りは拘置所と医療機関など感染すると重症化するリスクが高い集団などで起きたクラスターだった。これまでに確認されたクラスターは6,657カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は467カ所に増えた。

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