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タノテックのリハビリ支援システム、SOCSOセンターに導入

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 タノテック(本社・神奈川県平塚市)は16日、自社開発のリハビリテーション支援システム「TANO」が、マレーシアの労働災害補償機関である社会保障機構(SOCSO)が所有するリハビリテーション・センターに 導入されたと発表した。
「TANO」は介護施設や障がい者施設利用者に対し、楽しく生きがいをもって自立支援を促すシステム。国内外の高齢者福祉施設から放課後等デイサービス、病院、商業施設等、様々な環境で利用されており、運動(リハビリ)・レクリエーション・測定等のコンテンツが約200種類以上内蔵されている。
連携企業であるロボットスーツ製造販売のサイバーダイン(本社・茨城県つくば市)の協力の下、SOCSOが所有し、医療と職業リハビリテーション治療を統合するトゥン・アブドゥル・ラザク・リハビリテーションセンター(TRRC)および4つのサテライトセンターへの「TANO」導入が行われた。
TRRCには、マレーシアにおけるサイバニクス治療の中心拠点として、「ニューロロボティクスリハビリテーション・サイバニクスセンター」が設置されている。マレーシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で初、世界でも4番目にサイバーダインの、人と一体化して機能する装着型サイボーグHAL(ハイブリッドアシストリム)を導入した国であり、本導入では、TANO単体に留まらず、HAL との連携リハビリにおいてもTANOを活用していく。
タノテックは、今後はTRRCからのニーズも取り入れ、デジタルセラピューティクス(デジタル治療)へ繋がる糸口として東南アジア市場に展開を広げていく方針だ。

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