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包装材のサイエンテックス、大成ラミック子会社を買収へ

【クアラルンプール】 包装材製造のサイエンテックスは2日、液体包装システムの大成ラミック(本社・埼玉県白岡市)のマレーシア子会社である大成ラミック・マレーシア(TLM)の株式80.2%、8,100株を現金6,380万リンギで取得すると発表した。

サイエンテックスがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、子会社のサイエンテックス・パッケージング・フィルムを通じて、株式譲渡契約(SSA)を締結した。買収費用は内部資金および/または銀行借入でまかなう。年内に買収を完了する予定。

大成ラミックは液体包装フィルム及び液体包装充填機「DANGAN」の開発・製造・販売に携わっており、東証スタンダード市場に上場。子会社のTLMは、主に食品・飲料(F&B)および日用消費財(FMCG)製品向けの軟包装材料の製造・販売に携わっている。

サイエンテックスのリム・ペンジン最高経営責任者(CEO)は、大成ラミックとの協業によりコスト競争力のある高品質な製品をマレーシアの顧客企業に提供できる体制が整ったと言明。F&B分野で多様な軟包装製品が提供でき、また、ヘルスケアや衛生分野でのカスタマイズ製造能力を拡大することでFMCG分野における付加価値の高い包装ソリューションの幅を広げられると述べた。

(ボルネオポスト、9月4日、ニュー・ストレーツ・タイムズ、9月3日、エッジ、マレーシアン・リザーブ、9月2日)

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