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林芳正外務大臣、マレーシア訪問で外相・通産相と会談

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本の林芳正 外務大臣は、来年の日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)友好協力50周年を見据え、10月8ー9日の日程でマレーシアを訪問。サイフディン・アブドラ外相、アズミン・アリ通産相(上級相)との会談を行った。

林外相はサイフディン外相との約1時間45分にわたる会談の中で東シナ海や南シナ海での力を背景とした一方的な現状変更の試みに対する強い反対を伝え、ウクライナ情勢について両国が引き続き連携して対応することを確認。また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、戦略的パートナーであるマレーシアとの連携を更に進め、人的交流を含めた顔の見える二国間関係を再活性化し、両国関係を一層発展させていくという考えを示した。

アズミン・アリ通産相との約40分間の会談では、包括的及び先進的な環太平洋経済連携協定(CPTPP)やインド太平洋経済枠組み(IPEF)による自由貿易、液化天然ガス(LNG)を含むエネルギーの安定供給、ビジネスを含む人的交流等について意見を交換。さらに、今年40周年を迎えた東方政策の更なる発展に向けて協力していくことを確認した。

林外相はまた、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の視察、クアラルンプール日本人墓地への献花、元日本留学生との意見交換、現地日系企業関係者との懇談等を行った。

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