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DASH高速道路が開通、首都圏6高速道路の通行料金値下げへ

【クアラルンプール】 首都圏で6年間工事が進められていた、20.1キロメートルのダマンサラーシャアラム高架高速道路(DASH)が13日に開通した。開通を記念し、10月14日から11月30日までの通行料金が無料になる。

DASHは、42億リンギを投じ建設されたもので、ガスリ回廊高速道路(GCE)、ダマンサラ・プチョン高速道路(LDP)、ペンチャラ・リンク、SPRINT高速道路などの高速道路網を結ぶ。1日平均5万人の利用が見込まれ、プンチャク・ペルダナからペンチャラまでの90分の通勤時間を30分に短縮できる。料金所3カ所、休憩所2カ所、監視カメラ37台、非常電話18台、車両事故検知システム(VIDS)30台、道路情報板10面、発光ダイオード(LED)街灯2,441台を設置。料金所の建物には、ソーラーパネル、雨水利用システム、芝生の屋根を設置している。運営期間は、2014年12月から2069年12月までの55年間。

同日、首都圏の主要高速道路6カ所の通行料金の引き下げについても発表された。プロジェク・リンタサン・コタ・ホールディングス(プロリンタス)が運営するアンパンークアラルンプール高架道路、GCE、ケムニンーシャーアラム高速道路、カジャン分散リンク高速道路が20日から、IJMコーポレーションが運営するカジャンーセレンバン高速道路、スンガイ・ベシ高速道路は2023年1月1日から通行料金を値下げする。

通行料金値下げは、高速道路の運営権保有企業の再編によるもの。イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、プロリンタス傘下4企業の再編に合意したとし、再編により政府から運営企業への補償金約88億リンギを節約でき、その分を利用者に還元できると述べた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月14日、マレー・メイル、マレーシアン・リザーブ、バイブス、10月13日)

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