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VCやテクノロジー企業誘致に向け優遇ビザを新設

【クアラルンプール】 ラフィジ・ラムリ経済相は22日、クアラルンプール・コンベンションセンター(KLCC)で開催中の「KL20サミット2024」で、ベンチャー・キャピタル(VC)やテクノロジー企業のマレーシア進出を促進する「KL20アクションプラン」を発表した。

アクションプランには複数ビザの新設が含まれており、VC誘致を目的とした「VCゴールデン・パス」では、VCに資金調達の機会、オフィススペースへの補助金、ライセンス登録の迅速化、就労ビザの手数料免除などを提供する。「イノベーション・パス」は高度人材誘致に向けてのもので、▽創業者▽上級管理職▽高スキル人材▽一般人材(ハイテク企業)ーーの4カテゴリーで発行する。「ユニコーン・ゴールデン・パス」はグローバルなユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業)の誘致を目指し、上級管理職の就労ビザの免除、家賃補助、企業利益に対する税率優遇、移転サービス、登録処理支援などを提供する。

「KL20サミット2024」にはアンワル・イブラヒム首相も登壇し、国営投資会社のカザナ・ナショナルが国内新興企業への投資に向け、「ナショナル・ファンド・オブ・ファンズ」を立ち上げ、10億リンギを割り当てたと発表した。アンワル首相はカザナの会長も兼任している。カザナはまた、公務員年金基金(KWAP)および半導体産業専門のVCブルーチップ・ベンチャー・キャピタルとともに、東南アジアおよびマレーシアのエコシステムに最大30億リンギを投資するとした。

これらの取り組みは、「マレーシアを2030年までに世界のスタートアップ・エコシステムのランキングで上位20カ国入りする」という政府目標に沿ったもの。国際的に成功している企業がマレーシアに進出することで、国内新興企業が資金や人脈を得られ、他市場に展開できるようになることを目指している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、マレーシアン・リザーブ、エッジ、ベルナマ通信、4月22日)

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