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マレーシアのハラル製品輸出額、昨年は15%増の618億リンギ

【クアラルンプール】 マレーシアのハラル(イスラムの戒律に則った)製品輸出額は2024年に617億9,000万リンギに達し、前年の537億2,000万リンギから15%増加した。「第21回マレーシア国際ハラルショーケース(MIHAS)2025」の発表式典でザフルル・アジズ投資貿易産業相が明らかにした。

ザフルル氏は、マレーシアが世界イスラム経済指標ランキングでサウジアラビア、インドネシア、アラブ首長国連邦を抑え、10年連続でトップの座を維持していると指摘。「マレーシアの強みはイスラム金融、ハラル食品、メディアと娯楽にある。ハラル産業はマレーシアの国内総生産(GDP)への貢献度が大きく、2030年までにGDPの10.8%、額にして2,310億リンギに達すると予測されている」と述べた。
またザフルル氏は、ハラル製品の世界需要が現在3兆米ドルを超え、2030年までに5兆米ドルに増加すると予想されているとして、世界的に魅力的な産業となっていることを強調した。

「MIHAS2025」は9月17―20日の日程でマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)で開催される予定。前回は2,100のブースが開設され、成約額は43億リンギに上った。
(ザ・スター電子版、エッジ、ベルナマ通信、5月1日)

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