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サバ州議会が解散、60日以内に州議会開催へ

【コタキナバル】 サバ州のハジジ・ノール州首相は6日、同州議会の解散について同州のムサ・アマン知事が同意したことを明らかにした。これにより第17回サバ州議会選挙が60日以内に開催されることになる。

下院議会では2019年、定数60だったサバ州議会議席を13議席増やす動議を可決しており、今回の州選挙では全73選挙区で選挙が行われる。ハジジ氏が率いる同州与党連合・サバ国民連合(GRS)は、2022年の総選挙後のアンワル・イブラヒム首相率いる大連立政権の発足に際して、ハジジ氏が当時所属していた統一プリブミ党(PPBM)を離党して大連立発足に協力した経緯もあり、今回の州議選でもアンワル首相率いる希望同盟(PH)がGRSに全面協力する見通しだ。一方、PPBMが所属している野党連合・国民同盟(PN)は、ハジジ氏やGRPに対抗して全選挙区に候補者を擁立するとみられる。アンワル首相にとっても、現時点での大連立政権の支持率を占う試金石となる。

2020年9月の前回州議会選挙では当時、PPBMに所属していたハジジ氏が率いるGRSが38議席を獲得し、サバ遺産党(ワリサン)やPHなどが構成する同州与党連合(ワリサン+)を破って政権奪取に成功し、政権を樹立した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ボルネオポスト、ベルナマ通信、10月6日)

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