【クアラルンプール】 アンソニー・ローク運輸相は、開業が遅れているセランゴール州シャアラムとその周辺地域を結ぶ軽便鉄道(LRT)3号線(LRT3)について、開業予定日を12月31日に修正すると述べた。ただ最終的な開業日はすべての試験で合格した後に確定すると述べた。
ローク氏は17日の下院議会における運輸省の委員会レベル審議で、LRT3プロジェクトが現在、信頼性と安全性を確保するための試験と試運転の最終段階にあると言明。「運輸省は公共交通機関を管轄するプラサラナ・マレーシアおよび関係当局と協力し、開業日を確定させる前に、安全性、運行の信頼性、技術適合性といった側面に最大限の注意を払っている」と述べた。
LRT3はセランゴール州ペタリンジャヤのバンダル・ウタマとクラン地区のジョハン・セティアを結ぶ全長37.8キロメートルの路線で、途中のシャアラムやクランを含む26駅が設置される。当初は2024年の開業を予定していたが、ローク氏が2023年7月に開通時期を2025年3月1日に延期すると発表。2024年7月には再び2025年第3四半期に延期され、2025年2月には2025年9月30日開業と発表されたが、期日が迫っても開業日は発表されなかった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、ベルナマ通信、11月17日)