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KLIA、新システム導入で10分超の送迎車両に課金

【クアラルンプール】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)ターミナル1で1日から、送迎車用の車両アクセス管理システム(VAMS)が全面導入され、10分を超える駐車には料金がかかるようになった。

VAMSは、2026年のマレーシア観光年(ビジット・マレーシア・イヤー)を前に、路肩渋滞の解消に向け導入が進められてきた。ターミナル1のレベル5(出発降車場)とレベル3(到着乗車場)の出入口にナンバープレート認識システムを設置し、各車両の入退場時間から滞在時間を自動的に計算。10分を超過すると、超過時間に応じて10―100リンギの罰金が科せられる。支払いはタッチ・アンド・ゴー(TNG)カード、クレジットカードなどを利用できる。

空港運営会社マレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)によると、9月から約3カ月間実施した試験運用期間中は罰金を科さなかったにもかかわらず、10分を超えた車両数は50%から21%へと大幅に減少したという。ターミナル2でも11月30日まで試験運用を実施しており、順次導入されるとみられる。

MAHBはより長時間駐車する必要がある人には、短時間駐車場(15分無料)、長時間駐車場(30分無料)、KLIA指定の無料公共待合エリアなどの利用を呼びかけている。
(ビジネス・トゥデー、マレー・メイル、ベルナマ通信、12月1日)

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