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プロトン、新型サガ予約3万台突破、30年目標は33万台

【スバンジャヤ】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングスのセダン「サガ」第4世代の予約台数が、11月27日の正式発表から約1週間で3万台を突破。加えて、2030年の目標販売台数を33万台とし、3割はハイブリッド車を含めた電気自動車(EV)とする計画だ。

4日にセランゴール州スバンジャヤで行われた「プロトン・テック・ショーケース2025」の開会式で、リー・チュンロン(李春栄)最高経営責任者(CEO)が明らかにした。1985年発売のサガが象徴するように、国内外ベンダーとの連携を通じイノベーションを続けてきたことが、今のプロトンを支えていると強調した。

特に第4世代サガはマレーシア国内のみならず、東南アジア諸国連合(ASEAN)のAセグメントで主力モデルになると見込まれている。この強い需要に応える生産体制の構築が鍵になるとみられ、ペラ州タンジョン・マリムの工場への正式な生産移管時期に注目が高まっている。

また昨年発売した同社初のEV「e.MAS7」は今年11月時点で8,239台を販売し、マレーシアで最も売れたEVになる見通しだ。

同社は2025年末の予想販売台数を15万6,000台としているが、2026年末にはこの数字を15%上回る18万台以上という目標を掲げている。さらに2030年に向けた目標値としてリー氏は3つの「30」を強調。EV30%に加え、30%はマレーシア国外で販売し、輸出市場は30カ国以上に拡大するとした。

5―7日に開催される「プロトン・テック・ショーケース2025」では、最新技術とともに、2026年初頭の発売予定モデルなども展示される。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、マレーシアン・リザーブ、ポールタン、ベルナマ通信、12月4日)

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