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完全ロックダウン再延長へ、「4千人以下になるまで」ムヒディン首相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は27日、新型コロナウイルス「Covid-19」新規感染者数が1日当たり4千人を下回るまで全国的な完全ロックダウン(MCO3.0)を継続すると言明した。

国家復興計画(NRP、PKP)の第1フェーズとなる完全ロックダウンは6月1日に2週間限定で発令された後、感染者が減らないことからさらに2週間延長され、28日で期限を迎えることになっていた。ただ26日までの直近の4日間は連続して5千人を超えており、延長やむなしとの見方が強まっていた。

ムヒディン首相はまた、完全ロックダウンが延長されたことを受けた国民生活や経済を支援するための財政政策を28日、もしくは29日に発表すると言明した。

15日に発表されたPKPでは、復興段階を4つのフェーズに分けた上で、次のフェーズに移行する基準が明らかにされた。第2フェーズへの移行指標は▽新規感染者数が1日平均4千人以下になること▽ICU稼働率を中程度に下げるなど公共衛生システムの危機的状況から脱すること▽総人口の10%のワクチン接種完了——となっており、続く第3フェーズへの移行指標は▽新規感染者2千人以下▽ICU病床稼働率が適切なレベルに低下▽総人口の40%のワクチン接種完了——となっている。

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