【クアラルンプール】 クアラルンプール国際空港(KLIA)は、新しい車両アクセス管理システム(VAMS)の試験運用を開始した。車両の路肩での長時間駐停車を防止することで構内の渋滞を緩和し、ターミナルへのアクセスをよりスムーズにするのが狙い。

空港運営会社マレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)は声明の中で、ターミナル1のレベル5(出発降車場)とレベル3(到着乗車場)での試験運用を9月1日から2025年11月30日まで実施すると発表した。ターミナル2でも試験運用を9月15日から11月30日まで実施する。

VAMSシステムはターミナルの降車もしくは乗車レーンに車両が入る際にタッチ・アンド・ゴー(TNG)カードあるいはクレジットカードを使用し、エリア内の滞在が10分間を超過した場合に罰金を科すというもの

ただし試験運用期間中は罰金は課さず、交通パターン、運転者の行動、そしてシステム全体のパフォーマンスを観察し、完全導入に向けた最適な猶予期間と罰金体系を決定することに重点を置くという。
(ザ・サン、エッジ、ベルナマ通信、8月30日)