【クアラルンプール=アジアインフォネット】 コスモスリアルテイが、マレーシア初の日系不動産仲介業(REA)ライセンス取得業者として営業を開始した。同ライセンスを日本人で初めて取得した創立者の石原彰太郎代表が1031日の記者会見で明らかにした。

 マレーシアで不動産仲介業を営むためには、財務省傘下の不動産鑑定士・仲介業者委員会(BOVAEPが認定する国家資格であるREAライセンス取得が必要。多数いる仲介代理人(REN)は2日間の講習で誰でも取得でき、何人もの日本人が取得しているが、正式書類への署名や個人名での代金集金はできず、ライセンスを持つREAに所属しなければならない。1人のREAライセンス取得者は最大50人のRENを雇用することができる。

マレーシア国内にはREAライセンス取得者は3,000人ほどしかおらず、平均7年もかかる超難関の資格となっている。石原氏は同ライセンスを今年6月に日本人で初めて取得していた。

石原氏は1999年にマレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2Hビザ取得代行など日本人のマレーシア移住をサポートするトロピカルリゾートライフを設立。2008年に不動産取引業務を開始し、2012年に不動産コンサル会社、コスモスプランを設立した。