マレーシア航空、クアラルンプール―豪ブリスベン直行便を再開

【クアラルンプール】 マレーシア航空(MAS)は11月29日、クアラルンプール(KL)―豪州ブリスベン間の直行便運航を再開した。増加する旅行需要に対応する。再開初便の搭乗率はブリスベン行き往路が86%、復路のKL行きは99%に達した。

KL―ブリスベン線は火、木、金、土、日曜の週5便の運航。スケジュールは往路のMH135便はクアラルンプール発が20時30分でブリスベン着が翌日の6時25分で、復路のMH134便は、ブリスベン発が8時30分、クアラルンプール着が14時40分となっている。

ブリスベン線の就航によりMASのKL―豪州直行線の乗り入れ先は、既存のシドニー、メルボルン、パース、アデレード――と合わせて5都市に増加する。MASは豪州の一部路線に最新鋭のエアバスA330neo機材を導入する方針で、2026年初頭の運用開始を予定している。
(マレーシアン・リザーブ、エッジ、ベルナマ通信、11月30日、MAS発表資料)

KLIA、新システム導入で10分超の送迎車両に課金

【クアラルンプール】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)ターミナル1で1日から、送迎車用の車両アクセス管理システム(VAMS)が全面導入され、10分を超える駐車には料金がかかるようになった。

VAMSは、2026年のマレーシア観光年(ビジット・マレーシア・イヤー)を前に、路肩渋滞の解消に向け導入が進められてきた。ターミナル1のレベル5(出発降車場)とレベル3(到着乗車場)の出入口にナンバープレート認識システムを設置し、各車両の入退場時間から滞在時間を自動的に計算。10分を超過すると、超過時間に応じて10―100リンギの罰金が科せられる。支払いはタッチ・アンド・ゴー(TNG)カード、クレジットカードなどを利用できる。

空港運営会社マレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)によると、9月から約3カ月間実施した試験運用期間中は罰金を科さなかったにもかかわらず、10分を超えた車両数は50%から21%へと大幅に減少したという。ターミナル2でも11月30日まで試験運用を実施しており、順次導入されるとみられる。

MAHBはより長時間駐車する必要がある人には、短時間駐車場(15分無料)、長時間駐車場(30分無料)、KLIA指定の無料公共待合エリアなどの利用を呼びかけている。
(ビジネス・トゥデー、マレー・メイル、ベルナマ通信、12月1日)

タカラトミー、KLにトミカブランドストア3店舗目を開店

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 タカラトミー(本社・東京都葛飾区)は、東南アジア地域初となる同社ダイキャスト製ミニカーのブランドストアを12月18日にクアラルンプール(KL)のショッピングモール「スリアKLCC」にオープンすると発表した。

KLの「トミカブランドストア」は上海(2024年9月オープン)、北京(2025年9月オープン)に続く3店舗目となる。トミカの世界観を体験できるオフィシャルストアで、ストア外観はトミカの箱を大きくしたようなデザイン。店内にはホイールを重ねたモニュメントを中心に、「トミカ」2,000台以上を展示した「トミカ・ウォール」のほか、大人向け商品を集約した「トミカキダルトエリア」や新商品を展示する「おすすめコーナー」、トミカの歴史展示エリア「トミカヒストリー」を配置する。営業時間は午前10時から午後10時。

トミカブランドストアは、ダイキャスト製ミニカー「トミカ」のオフィシャルショップ。トイザらスと提携し「スリアKLCC」2階にある「トイザらス」店内に設置する。マレーシアではブランドストアのみで展開する商品2種のほか、日本の「トミカショップ」オリジナル商品を販売する。

「トミカ」は1970年に日本初の手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカーシリーズとして発売された。現在までに、国内外累計1万種以上の車種を発売。累計販売台数は10億台(2024年12月時点)を超えている。