【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2025年11月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は7万1,200人となり、前年同月比で14.8%の増加となった。
年末に向けて徐々に需要が上向く時期である中、査証免除措置による訪中旅行の継続的な人気等があるものの、クアラルンプール―関西空港間の直行便数の増加等もあり、訪日外客数は11月として過去最高を記録した。1―11月の累計では53万6,000人となり、前年同期比で23.1%の大幅増となった。
11月の世界全体の訪日者数は、前年同月比10.4%増の351万8,000人。1―11月の累計では3,906万5,600人となり、前年同期比17.0%増となった。 過去最高であった2024年1―11月の3,687万148人を上回り、過去最高を記録した。
紅葉シーズンの後半となり、欧米豪・中東を中心に高い訪日需要が見られたこと等もあり、東アジアでは韓国、台湾、東南アジアではマレーシア、インドネシア、欧米豪では米国、カナダを中心に訪日外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となった。